サンクチュアリ週刊ニュース

主に,米国サンクチュアリ週刊ニュースの和訳です.

康賢實オモニム「真の父母様の意味」



2017.7.3


聖書拝読: マルコ 16:19-20


主イエスは,弟子達に話した後,天に上げられ,神の右の座に着かれた.一方,弟子達は出掛けて行って,至る所で宣教した.主は彼らと共に働き,彼らが語る言葉が真実である事を,それに伴うしるしによってはっきりとお示しになった.


皆さん,おはようございます.


今日は,真の父母様の意味について,語りたいと思います.


真の父母様は,ある個人を言うのではありません.真の父母様は,神様の創造の御理想です.神様の創造の御理想は,真の父母様によって達成されます.歴史の初めに,人間は堕落したため,真の父母様の理想は実現しませんでした.これを復帰するために,復帰摂理が始まりました.イエス様が来られましたが,彼は地上で花嫁を見つける事が出来ず,御理想は実現しませんでした.2,000年後,文鮮明師が,真の父母様として来られました.彼は,若い韓鶴子氏を花嫁に選ばれ,子羊の婚宴を挙行されました.故に,堕落人間の社会において,初めて真の父母様が立つことが出来ました.よって,以来,堕落人間は,真の父母様を信じ,祝福を受け,復活して救いを受けられるようになりました.従って,人間は,真の父母様を絶対的に信じ,真の父母様に従い,絶対信仰,絶対服従,そして,絶対愛で真の父母様と一つにならなければなりません.


そして,真の父母様の中には,主体と対象のパートナーがおられます.アボニムは,神様の種をもって来られた人です.彼は,花嫁を見出し,立てるために地上に来られました.この花嫁によって,彼は神様の血統を地上に植えつける事ができます.従って,アボニムは天を表わし,オモニムは地を表わします.これが原理です.


従って,オモニムは,アボニムに対して対象の位置に立ちます.彼女は,絶対信仰,絶対愛,絶対服従をもってアボニムと一つにならなければなりません.彼女は,真の母ですから,アボニムに対する絶対信仰のモデルを示さなければなりません.オモニムは,アボニムから神様の種を貰って,14人の子女様を産みました.これは,彼女の真の母としての第一の使命でした.そして,彼女はこの使命に勝利されたので,真の父母の段階に昇る事が出来ました.


彼女の第二の使命は,子女様達の中に代表される神様の血統を守る事でした.彼らは,彼女の子女様達でしたが,彼女の血統ではありません.彼らは,アボニムによって地上に植えつけられた神様の血統です.彼女は,真の子女様達を産んだ母ですが,天の血統ではありません.彼女は,韓氏の血統です.彼女が真の母の位置にいらした事は事実ですが,血統に関しては,彼女は天の血統ではなかったのです.彼女のお名前の前に,唯「真の」が来ても,韓オモニムの血統を意味していません.


私達は,この事をはっきり知る必要が有ります.しかし,残念ながら,韓オモニムは,アボニムによって立てられた真のカインと真のアベルを守る使命を勝利できませんでした.その代わりに,彼女は,アボニムによって,代身者,相続者そして,後継者と任命された方を放逐し,自身を女王の位置に上げました.


アボニムが聖和された後,アボニムの血統を持ち上げて守る事は,彼女の責任でしたが,そうする代わりに,彼女は,実際にアボニムの血統を消して,追放しようとしました.そして,自身の血統と自分自身を上げようとしました.そうすることで,彼女は,真の母の位置から離れましたが,真の父母様の摂理が失敗したという意味ではありません.彼女自身が真の母の位置を離れたために,その位置は残っています.それは,今,空席状態です.しかし,アボニムは,使命を勝利されました.そして,彼は,真の父母様の位置に残っておられます.アボニムが絶対的な主体として,その位置に残られて,真の父母様の位置を維持されているので,真の父母様の位置は損なわず,続いています.何が起こったかと言うと,オモニムは自身を真の父母様の位置から逸脱させて,主体のパートナーの位置になろうとして,それは彼女のミスでした.


韓オモニムが,真の父母様の位置から退くことを選んだとしても,その位置は,残り,損なってはいません.アボニムは,彼の使命のどの局面においても勝利されましたが,真の母の位置における勝利は,未だ達成される必要が有ります.


アボニムは,オモニムは,対象のパートナーの位置で彼と一つにならなければならないと言われました.彼女が,対象のパートナーの位置を離れると,彼女による救いは不可能となるでしょう.この事は,実際に起こった悲しい出来事でした.天宙に,真の母の位置以上に栄光と誉のある位置はありません.「真の父母様」という言葉,用語は,勿論個々人を言いますが,その内容に関しては,アボニムの事を言っています.分かれることは有りません.これは,二人が霊と考えにおいて完全に一つにならなければならないと言う意味です.私達は,今まで,彼らが完全に一つであるという仮定によって,「真の父母様」という敬語を使って来ました.真の父母様のその関係において,アボニムは言われました.「先生の働きと摂理が中心です.オモニムの言葉ではありません.そして,世界中の統一運動のメンバーは,この事を知っています.しかし,先生が聖和した後,オモニムの意思と意図がアボニムから離れると,それは大変深刻な事になるでしょう.」


私達は,オモニムがアボニムと一つであったと信じています.アボニムとオモニムの関係は,絶対信仰,絶対愛,絶対服従であったと信じています.お二人は,完全に一つであったと信じています.私達が,オモニムに関わったのと同様に,アボニムに関わったからです.それは,私達が彼女を持ち上げて,称賛した理由です.しかし,アボニムが聖和された後,アボニムが確立された原理と始められた業績は,一つずつ,破壊されました.


私達は,オモニムの意思と意図がアボニムのそれと一致していない事を目撃しました.お二人が一体でなければ,離れなければならないし,お二人が離れると,私達は何れに従うかを選択しなければなりません.私達が,選択を強制されるならば,間違いなく,明らかに,私達はアボニムに従う事を選択しなければならないでしょう.オモニムではありません.議論する余地はありません.この事に対する複雑な説明は不要です.


韓オモニムがアボニムと一体であると進めている人達,彼女がアボニムと一体であると言う人達は,彼女が道から外れようとしているのに関わらず,堕落した天使長達です.


韓オモニムは,次のように言いました.「私は,最初から独生女でした.私は,メシアです.アボニムは原罪を持って生まれた事は事実ではないですか.本当ではないですか.私は,無原罪で生まれました.」と彼女は言いました.


これらは,彼女が公表した声明です.そして,私達が,真の母に侍った時に,心に抱いた理想でしたが,その理想は,今は消えました.家庭連合は,アボニムとオモニムが,一体であり続けていると主張しています.これは,アボニムの生前の業績に対する誤用と乱用以外の何ものでもありません.


亨進ニムは,オモニムに悔い改めて,アボニムの元に戻る機会を与えました.彼女に悔い改めて,アボニムが立てられたカインとアベルの元に戻る機会を与えました.その道は,彼女に開かれていました.彼は,説教を通して宣言し,それは,亨進ニムのアボニムとの深い霊的な対話によって成されました.勿論,私達は,韓オモニムが彼女の悔い改めへの呼び掛けを無視した事を知っています.


或る日,亨進ニムは,息子の信俊ニムを次の相続者に立てた時,涙を流しておられました.彼は,信俊ニムを呼ばれて,彼をステージに立たせて,他の子女様達が彼に敬礼するようにしました.妍雅ニムも息子の信俊ニムに敬礼しました.彼が息子であっても,彼女は彼に敬礼し,将来,彼女の王として,彼に侍る事を約束しました.亨進ニムは,妍雅ニムに,信俊ニムが三代王になられた時,彼女がその位置を奪う事がなく,彼女の王として従う事を公約させました.その日,サンクチュアリ教会の食口は全員,これを見て感動し,涙を流しました.妍雅ニムがこのようにオモニムの責任を相続されたので,韓オモニムは,もうオモニムとしての責任がありません.


今,その位置は妍雅ニムに移行したので,韓オモニムが悔い改めたとして,戻る事が出来ても,多分,亨進ニムの肉親の母として戻り,真の母とはなれないでしょう.これは,亨進ニムの意思ではありません.アボニム,文鮮明師の御意思です.真の母の責任と使命が,他の人に移行したので,中心人物が失敗した時は,その使命は移行されます.一度,中心人物がその使命に失敗すると,天は,神様は,再度その人を呼びません.従って,韓オモニムは,今は,真の母の使命を果たせなかった一人の人に過ぎません.


天宙に,真の母のような栄光の位置はありませんが,彼女は,自分自身を上げようとして,自分を守ろうとして,アボニムの真の相対の位置から離れて,自分でその位置を放棄しました.今,彼女は,アボニムと関係の無い位置に落ちました.


そして,今,彼女は,自分に栄光を集めるために「独生女」という言葉を使っていますが,私達は,それが実際にどういう意味なのかをよく見て考える必要が有ります.世界中の統一食口は,アボニムに従っています.彼の御言に従っています.そして,彼の御言を研究し,生涯その御言を実践しようとしています.これは,どの統一食口個人においても事実です.彼または彼女は,独生女或いは,それに類する栄光の位置を宣言するために,誰も,自分を上げようとはしていません.その代わりに,私達は,全員アボニムに従って,生涯,彼の御言を実践するようにすべきです.私達は,生涯,これを実践する人達とならなければなりません.これが,統一教会の食口になるという意味です.この事に未だ気付いていない人が沢山居ます.そして,これが今朝,私がこの事を皆さんに語った理由です.どうも,ありがとうございます.


https://www.youtube.com/watch?v=_372fIX38PA 

18:40~51:31



<鷹の目>
康(姜)賢實オモニムは,1952.5.10にアボニムに出会って,暫くして,所属教会の伝道師を辞めて,統一教会(教会創立の2年前)の伝道師になられました.以来,康オモニムは,神様とアボニムとイエス様の事のみを考えて,生涯を貫かれました.1959.7から,ソウルのパゴタ公園で説教を始められ,何と7年間も,来る日も来る日も,雨の日も風の日も毎日説教をされたと聞いております.アボニムから,前人未到,後人未踏の精誠基準を立てるように言われて,その通り実践されたのです.この事に,康オモニムの偉大さと従順さが表象されています.


鎌倉に,日蓮上人の辻説法跡が数カ所伝承されています.日蓮は,1253年から1274まで,途中で伊豆に流されつつも,足掛け21年間,鎌倉に居住し,説法を続けたようです.その間,1260年に有名な「立正安国論」を時の権力者,北条時頼に提示し,捕らえられて伊豆に約2年間流されます.その後も,鎌倉に戻り説法を続けたようです.日本にも,日蓮のような偉大な宗教家が居たという事です.その犠牲と伝統の上に,今日の日蓮宗があるのです.仏教を無神論の偶像崇拝と一蹴することは止めましょう.宇宙の本体=神様を象徴するものとして,大日如来や阿弥陀如来のような仏像を造ったと言われています.色々なお経の意味もそれに近い内容です.


アボニムは,あらゆる宗教と宗派を越えられました.その基準は,今,二代王様に受け継がれ,名節などの祝祭典の際に,必ず,諸宗教の代表者を立てておられます.アボニムは,アベルUNを提唱され,或いはUNを上下の二院制をすることを説諭されました.世界中の宗教指導者達が一同に会して,世界平和の実現のために尽力しなければならないと強調されました.今,世界は,武漢発のウィルスに罹患し苦しめられ,更に米国内では,人種差別反対を標榜したアナキスト活動家達によって,大混乱が広がっています.益々,混迷を深める世界に対して,静に,無形の神霊に祈りを献げる宗教指導者達の登場が期待されます.


共産主義・独裁主義国家は,侵略によって,領土・領海・領空,民族,資源,食糧などを奪って,一部の特権階級だけが物質的に満たされても,多くの民は虐待され,返って憎悪と恨みを増大させるばかりです.チベット,ウイグル,香港などで今も,中国(人民解放)軍が,やりたい放題の暴挙を働いていますが,それらかが何時までも続くものではありません.中国内には,今も多くの地下教会があって,隠れ信徒達が沢山いると言われています.彼らの祈りが天に届く日は,遠くないと思います.世界中の共産主義・独裁主義体制は,もう限界が見えています.中国共産党が世界制覇の夢から覚めて,世界中の諸国と共生共栄できる日が来ることを祈念します.


本項においても,韓鶴子氏の誤りが説かれています.「私は,最初から独生女でした.私は,メシアです.アボニムは原罪を持って生まれた事は事実ではないですか.本当ではないですか.私は,無原罪で生まれました.」という行があります.この行だけでも,韓氏の誤りは明白ではないですか.自ら,天の独り娘だと言われるのなら,その根拠を示して欲しいものです.アボニムは,韓氏と聖婚される前に,他の真の母となる候補者と聖婚されています.という事は,独生女は何人も居るという事です.1960年の聖婚式の前も,アボニムを知る当時の女性達は,皆,自分が花嫁になるのかも知れないと期待したようです.クリスチャンが責任を果たしていたら,第三のオモニムは,英国の女性が選ばれる事になっていたという御言もあります.韓氏は,メシアですか.女性をメシアとする新しい宗教を創ったようです.メシアは男性であると考えている世界中の宗教界と対決して下さい.原罪の有無については,アボニム御自身が明かされていますか.アボニムも明言されていない事を軽々に語るものではないと思います.人類始祖の堕落は,貪欲(greedy)から始まったなどと言う新説も登場したようですが,原罪,つまり堕落の動機と経路を曖昧にしてはいけません.堕落の動機と経路を解明した方が,原罪のない方であると,私達は間接的に教わって来ました.


聖書では,信仰と希望と愛が存続すると言われています.アボニムは,事ある毎に,重要な式典において,絶対信仰と絶対愛と絶対服従を守ることが重要であると言われました.神様が被造世界を創造される時は,希望をもって,一心に投入し続けたと言われます.この精神は言い換えると,決められたことに絶対的に服従する事に通じると思います.韓氏が絶対信仰,絶対愛,そして絶対服従を得とくしていれば,今のような状況に陥ることもなかったと思います.

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