サンクチュアリ週刊ニュース

主に,米国サンクチュアリ週刊ニュースの和訳です.

康賢實オモニム「私はアボニムのお祈りの声を今でも忘れられません」


2014.8


 康夫人は,私達の教会の最古参のお一人です.1957年の初期において,アボニムは,康夫人を,特別な啓示を受けた他派の信仰のリーダーや信徒達の所に,伝道するために送られました.今,彼女は,世界平和女性連合のアドバイザーです.


1953年,私達の教会の初期において,お父様は私によくハンカチを濡らして,朝3枚用意してほしいと言われました.ハンカチをお湯に入れて,お父様に差し上げると,お父様はそれで顔を拭ってからお祈りを始めました.私は今でもお父様のお祈りの声を忘れられません.


 あの頃は,どんなに寒かったか皆さんは想像もできないでしょう.しかし,お父様は,軽い毛布を羽織っただけでお祈りをされました.私はアボニムの「お父様!」という声を聴きました.そして,アボニムだけがご存知である,お声の中に隠された何か異なった状況と実態を感じました.アボニムはお祈りの時たくさん泣かれました.「私はどんな犠牲を払っても,いつか貴方の御心を実現します.そして,全ての民が本当に良く暮らせる世界を築きます.」アボニムは,このようなお気持ちでお祈りをされ,神様に約束されました.


 アボニムは,大邸の殆ど壊れそうな酷い家に住まれました.隣はとても貧乏な人でした.一人の女性が生活のために,市場で野菜を売っていました.そして,その人はいつかその家を所有するつもりでした.当時,他の人達はアボニムを立ち退かせようとしていました.そのような状況にも関わらず,人々は早朝からアボニムの涙ながらの「お父様!」という声を聴きました.アボニムは激しく慟哭されるので,お声はよく聞こえませんでした.アボニムは激しく泣かれて,「お父様,私はこの事を今回成すと約束したのに,そして…」とお祈りされました.


 私はアボニムがされることを全て見て,いつも考えました.「多くの有能な人達が教会に繋がり,神様のみ旨のために働いたら,どんなに素晴らしいだろうかと」.お祈りの中で,アボニムは神様の啓示を受けました.そして,アボニムは「私はこの道に従います」と約束されました.アボニムのお声には,約束したことのみならず,牢獄での生活や他のことが表明されています.今でも,私はアボニムのこのような背景を持たれた「お父様!」と言われる声をはっきりと聴くことができます.私はアボニムが,息も詰まり,お祈りの間にどうすれば良いのか分からなくなった時,どのように「お父様」と呼ばれたのかを忘れることができません.


私を元気づけたアボニムのお声の記憶


 後に,事態が難しくなった時,何か危険なことが迫ってくる時,アボニムのお祈りの声が私の耳の中で聞こえてきました.私は「神のみ旨がなされ,そして,今日の統一教会が持つために成されるべき全てのことを考える」ようにしました.そのように考えると,どんな犠牲を払っても自分の責任を果たすという決意の高揚感が,私の心を覆いました.


 この頃,私はよく歩くこともできません.でも,失った健康を回復できる方法があるなら,私にできることは何でもします.私は決意をしています.この頃,私は自分の失った健康を回復するためにあらゆることをしています.そして「私は,健康になるために全てのことをします.そして,可能な限りアボニムを証します.」と考えます.私の頭にあるのは,より健康になることと,微力ながら,アボニムを証すことです.私は,生命がどれぐらい残っているのか知りません.私は,真の父母様のご期待を全て果たして,御父母様が失望されないように,私の責任を果たしたいと希望します.


休んで良い時


 真の父母様に30年従ってきた後,アボニムが「あと3年働いて,そして,しばらく休みなさい」と言われました.しかし,3年が過ぎ,4年が殆ど終わろうとするのに,アボニムは何も言ってくれません.それで,私はアボニムに「貴方は3年の後,休みなさいと言われました.今は殆ど4年の終わりです」と言いました.アボニムは「何もすることのない人々は最も不幸である.だから,健康が許す限り,働き続けて下さい.貴女は働くことで幸せになるばかりではなく,私達の統一教会が発展します.だから,働き続けましょう!」と言われました.これで,問題は解決しました.このようなことがありました.


 み旨の道を歩む時,自己中心になると進展しません.神様と真の父母様だけを望む心で歩むべきです.あなたは,自分自身でことを成そうとしても,この道に従うことはできません.人々の中で能力のある人達が私達の教会に繋がっても,私はいつも「彼らは自分中心になっている.貪欲さが動機になっている.彼らは自己中心になって,離れていく!」と思います.そして,私は多くを考え,心配します.「もし,私の心も変わるだろうか」と…


この頃,私は,亡くなった後も,真の父母様を証そうと,強く決意しています.私は,祈りながら生きています.神様にお願いしています.真のオモニムに唯一の祝福を下さり,そして,彼女が何処に行っても,天の権威を顕現できる位置に立てて下さるように.



<鷹の目>
2014.8は,韓オモニムが側近にだけ,「独生女」を語り始めた頃です.康オモニムは,「独生女」を聞いて,驚愕されたようです.康オモニムは,どう考えても,あり得ないことを語り始めた韓オモニムを最後まで信頼し,清い心を持ち続けられたと聞いています.教会幹部らのことを揶揄されながらも,最後まで,韓オモニムのために,祈祷された康オモニムの立派さが,ひしひしと伝わってきます.


康オモニムは,今や,草創期の生き証人です.康オモニムの証に反論できる食口は皆無と思います.金栄輝元会長はじめ,韓国の多くの先生方が,埋没しているような状況にあっても,お一人,アボニムを慕い続け,ご老体に鞭を打って,初志を貫徹されている康オモニムを思うと,目頭が熱くなります.私達は,康オモニムの万分の一でも,見習って,正しい道を強く歩みたいものです.

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