サンクチュアリ週刊ニュース

主に,米国サンクチュアリ週刊ニュースの和訳です.

康賢實オモニム「息子アウグスティヌスのためのモニカの祈り」


2017.5.12


聖書拝読: マタイ7:7-11


求めなさい.そうすれば,与えられる.探しなさい.そうすれば,見つかる.門を叩きなさい.そうすれば,開かれる.誰でも,求める者は受け,探す者は見つけ,門を叩く者には開かれる.
あなた方の誰が,パンを欲しがる自分の子供に,石を与えるだろうか.魚を欲しがるのに,蛇を与えるだろうか.このように,あなた方は悪い者でありながらも,自分の子供には良い物を与えることを知っている.まして,あなた方の天の父は,求める者に良い物を下さるに違いない.


今朝は,放蕩息子を聖なる息子に変えた,モニカの祈りについて語りたいと思います.


世界に奇蹟があるならば,確かに最も素晴らしい奇蹟は,悪人が善人に変わり,曲がった人の心が,もう一度真っ直ぐになる事でしょう.これは,人間の能力だけで出来るものではありません.神様の力によってのみ成されます.人間に出来る全ての事は,神様の恩賜を祈るだけです.このような祈りが,アウグスティヌスの母,モニカの祈りでした.


アウグスティヌスは,多くの人から尊敬されています.彼の著書「告白」で知られています.彼は,司教でした.初期教会の教父であり,神学者達から尊敬されていました.しかし,31歳で,キリスト教に改心する前は,堕落の道を歩んでいました.彼は,放蕩息子であり,とても淫らな道を歩んでいました.


彼の母は,夜も昼も泣きながら,彼の為に祈りました.彼女は,誰も理解できないような思いで,必死で息子の為に祈りました.彼女は,このように5年間,10年間祈りましたが,息子が悔い改めるような徴候はありませんでした.教会の一人の司教は,涙(を流す)の子は,決して破滅しない.と語りました.


ある夜,モニカは,息子の夢を見ました.彼女は,彼の為に祈っていました.お祈りの途中で眠ってしまって,この夢を見ました.彼女は,海の真ん中にいて,隣に息子がいました.彼は,溺れそうになって,彼女に助けて欲しいと,必死で叫んでいました.一人の天使が天から来て,アウグスティヌスに,母が助けると,彼に言いました.そして,彼は,母が掴んでいる鉱石(ムーンストーン)の欠片を握って,水没から救われました.


モニカは目覚めた時,この夢には,何か深い意味があると感じました.彼女は,海洋や海は,苦難の世界を象徴し,掴んだ鉱石は,彼が,苦難と悪の世界に没するのを防ぐ信仰であると考えました.


暫くして,アウグスティヌスは,ローマを旅行しました.そこで,彼は,アムブローズ(ミラノ司教)の説教を聞きました.その結果,彼は,キリスト教に改心し,悔い改めました.韓国の古語では,究極の精誠は,天を動かす.とあります.母モニカの信じられないような精誠と献身は,息子を救いました.彼は,涙(を流す)の子でしたから,破滅しませんでした.事実,彼は,悔い改めて,何百年も多くの人達から尊敬される,キリスト教会の聖徒となりました.


改心から20年後に,彼は説教で,お母さんの事を語り,彼女の精誠が,どのように彼を救ったかを説明しました.彼は,彼女のことを話す時,まるで,雨が降るように沢山泣きました.アウグスティヌスは,彼の母の祈りの力は,数百,数千の軍隊の力やパワーよりも強いと言いました.


一人の霊的な人が言いました.アウグスティヌスは,後に,霊界で統一教に改心し,霊界で,人々に原理を講義しています.彼の最大の後悔は,再臨主が地上に生きておられる時に,彼が侍る事が出来なかったことです.彼は,地上で主に出会って,侍る機会のあった人達が,とても羨ましいのです.


彼は,実際に地上の人達に,叫んでいます「皆さんは,時代の恩恵を受けました.皆さんは,主に侍ることが出来ます.もし,私が後で生まれたなら,地上で主に出会う事が出来たのに.」彼は,地上で肉体をもって,主に出会えなかったことを,深く後悔しています.また,ある霊的な人は,今,聖アウグスティヌスは,霊界において,とても高い位置に居て,私が来るのを待っている.と言いました.


私が,今日この話をした理由は,私は,聖アウグスティヌスに,して欲しいことが有るからです.私は,二代王様がされている事が全て勝利出来るように,彼に,霊界で使命を果たして欲しいのです.今朝,私が彼のことを話したのは,私が,その願いを彼にして欲しかったからです.


若い時の彼の人生は淫らで,放蕩息子でしたが,彼は後悔し,悔い改めました.霊界に逝った後,彼はアボニムの御旨を理解し,アボニムの御旨が地上で実現できるように,向こうで,人々を伝道しました.


彼は,人生を本当に後悔し,とても深く悔い改めました.彼は,多くの人達の心に,再臨主の知識と理解を植え付けられるように,そして,再臨主を霊界で証できるように,アボニムに祈りました.霊界は,時空を超越していますから,彼は何時でもどこでも祈ることが出来ます.彼が,私達の教会が変わるべき全ての困難を克服したことに,私はとても感謝しています.


アボニムは,一度,アウグスティヌスについて語られました.彼は,深く悔い改めたし,多くの人達が,彼がしたように,そして,彼のようになるために,悔い改めるのを助けました.彼は,信じられないような人です.私も,彼の為に祈っています.彼が,霊界において,神様の多くの御旨を果たし,地上が,出来るだけ早く勝利して,彼が,最後まで多くを完遂出来ることを祈っています.


私達がここで,完遂しようとしている役事は,本当に人間だけで出来るものではありません.神様と霊界の協助があってのみ完成されます.神様は,それを成さなければなりません.


御旨が天と同様に,地上においても実現することを,私は,日々祈っています.創造の初めに,神様が完成しようとされた御旨が,できるだけ早く地上に確立することを,祈っています.


どうも,ありがとうございます.


ビデオ: 


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<鷹の目>
アウレリウス・アウグスティヌス(Aurelius Augustinus, 354-430)は,「告白」と「神の国」の大著を残し,キリスト教がローマ帝国の国教となった時代に,キリスト教哲学の根本を築いた人として有名です.アウグスティヌスの霊界からのメッセージを読んだ人も多いと思いますが,彼は,アボニムに完全に屈服し,侍っています.本稿にも紹介されていますが,彼は,アボニムと同時代に生きて,アボニムに侍れなかった事が,悔しかったのですが,やがて,アボニムをお迎えするのを待つようになったと証しています.


本稿を語られた時,康賢實先生は,聖アウグスティヌスと霊肉祝福を受けられた状態でした.霊界におられるアウグスティヌスに,大きな願いを託して,本稿の内容を語られました.それは,霊界の全霊に託した願いであり,地上の私達に託した願いでした.約4か月後に,康賢實先生は,長く空席だった真の母の位置に就かれました.ご本人も,予想もしなかったことではないでしょうか.その時,アウグスティヌスは,アボニムの決定に完全に心服したと聞いています.以来,2年以上が過ぎましたが,康オモニムは,既に聖和されました.私達に,多くの証を下さり,叱咤激励をして下さいました.


本稿に述べられているように,私達は,神様の御力を信じましょう.そして,御旨は必ず成されるという事を信じましょう.人類と世界の状態は,堕落圏に留まっていても,必ず,二代王様や三代王様は,アボニムの指揮の元,天一国の基準を地上に立てられる筈です.その基点から,人類と世界は,徐々に変わって行くでしょう.本流を見失わないようにしましょう.アボニムがいらっしゃる所が本流です.アボニムの御言と異なることを語る人達が登場して来た時は,亜流の疑いが濃厚です.本流に合流する亜流なら良いでしょうが,時間の経過と共に,どんどん本流から隔たって行く亜流では困ります.皆さんも,ご自身が本流にいるのかどうか,確かめて見ましょう.

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