2017.1.21

拝読: サムエル記上15:20-25

サウルはサムエルに答えた．「私は主の御声に聞き従いました．主の御命令通りに出陣して，アマレクの王アガグを引いて来ましたし，アマレクも滅ぼし尽くしました．

兵士が，ギルガルであなたの神，主への供え物にしようと，滅ぼし尽くすべき物の内，最上の羊と牛を，戦利品の中から取り分けたのです．」

サムエルは言った．「主が喜ばれるのは，焼き尽くす献げ物や生贄であろうか．むしろ，主の御声に聞き従うことではないか．見よ，聞き従うことは生贄に勝り，耳を傾けることは雄羊の脂肪に勝る．

反逆者は占いの罪に，高慢は偶像崇拝に等しい．主の御言葉を退けたあなたは，王位から退けられる．」

サウルはサムエルに言った．「私は，主の御命令とあなたの言葉に背いて罪を犯しました．兵士を恐れ，彼らの声に聞き従ってしまいました．

どうぞ今，私の罪を赦し，私と一緒に帰って下さい．私は，主を礼拝します．」

今日は，とても重要なことを語りたいと思います．私達が導く時や信仰生活において，私達はいつも，自分達がどこに立っているのかをチェックする必要があります．私達は，神様に賛同していますか，それとも神様の願わない位置にいますか．

人は，「間違いなく，私は神様と一緒にいる」と考えるかも知れませんが，神様の視点はどうでしょうか．私達は，神様の視点から，本当に神様の側にいますか．その質問への答えは，私達が，善側がいるか，悪側にいるかによって決まります．

旧約時代に，神様はイスラエルに預言者を遣わしました．預言者を通して，神様は，イスラエルに何が真で何が偽かを教えることができました．イスラエルがエジプトを出て，荒野に向かう時，神様は，アマレク(エサウの子孫)に指示を与えました．

後に，神様はアマレクに語りました．「イスラエルがエジプトを出て来るとき，彼らを妨害しなさい．私はこのことを忘れられないし，見過ごすことはできない．」そして，神様はイスラエルに，アマレクを攻撃し，彼らを皆殺しにして，全ての牛と家畜も殺しなさい．更に，王を生け捕りにしなさい．と言われました．しかし，彼らは，サムエルが言った通りにしなかったのです．彼らは，自分達の考えでしました．

サムエルを通して，神様は，アマレクを滅ぼす必要があり，生かしてはいけない，完全に滅ぼす必要がある．と言われました．イスラエルが，サムエルを通して下した神様の命令を実行しなかったことが問題です．彼らは，指示されたように牛と家畜の全てを殺さなかったのです．サウル王さえも，神様の命令に従いませんでした．

今日の重要なポイントはここです．サムエルはサウル王に言いました．「見よ，聞き従うことは生贄に勝り．」

今日のクリスチャンの聖徒にとって重要なことは，私達自身をチェックして，私達がどれぐらい神様の御言葉に従っているか，そして，他の人達に神様の御言葉に従うように教えているかを見ることです．

これは，個人の問題ではないですから，とても重要です．個人が神様の御言葉に従わない時，その個人は滅ぶし，国も滅びます．更に，世界も滅びます．歴史上に，神様の御言葉に従わなかった結果，個人や家庭が滅んだ例が多くありますから，これはとても重要です．それだけでなく，私達がここで見る場合も，サウルは，不従順のために王権を失いました．神様がそれを奪ったのです．

もう一度言います．従順は犠牲に勝るのです．韓国は，犠牲を強調する国です．私達は，先祖に対して犠牲を献げます．例えば，韓国人がそうする時，私達は，大きな誠意と献身を献げます．そして，厳格な規則に従って，とても注意深くします．

でも，聖書では，従順が犠牲より遥かに重要であると言っています．私達が何をするにおいても，犠牲よりも従順になるように，注意しましょう．

神様が私達に，預言者を通して語られる時，私達は御言葉を聞く必要があるということが重要です．神様が私達に語られる時，私達は何かをする必要があり，命令を実行し，神様の願うことを為すことが何よりも重要です．それは，私達の霊的な訓練，あるいは私達が関係する何かより，もっと重要です．

この聖句において，「反逆者は占いの罪に，高慢は偶像崇拝に等しい．」とあります．私達は，神様がサウル王から王権を奪い，彼を普通の民に，貶めたこと(実際彼は，罪人の位置まで貶められました)を見る時，神様の御言葉に従うことが如何に重要か分かります．サウル王は，神様の御言葉に不従順であったため，神様は言われました．「私はあなたを王としない．もはや，あなたを王とは認めない．あなたとはもう授受しない．」

私達の信仰生活において，もっとも重要なことは，犠牲ではなく，従順であることを覚えましょう．これが最も重要なことです．私達の霊的訓練よりも重要です．だから，いつも注意して，神様の御言葉を聞き，従い，神様が私達に為すように言われたことを実践するように注意しましょう．

今日，世界には多くの宗教があり，信徒も沢山います．世界から分別され，天の側に立ったのは，サンクチュアリ教会の信徒または，支持者です．サンクチュアリ教会の信徒は，犠牲を献げるよりも，神様の御言葉に従うことがもっと重要であることを，いつも覚えて，心に刻む必要があります．

私達の王様は，とても苦しまれました．多くの非難と迫害を受けました．でも，彼が神様の側におられる限り，神様は彼を祝福し，この運動を祝福されます．今ここにいる人達のみならず，世界中の全ての人達がこの教会をフォローするようになるでしょう．

私達は未だ，草創期にいますが，神様が私達に為して欲しいと願うことを心に留め，いつも注意して，私達が御言葉に従っていることをはっきりチェックしましょう．それは，サンクチュアリ教会信徒の使命であることを覚えましょう．そして，私達がそうする時，全世界の人達が来て，従うようになると確信します．

ありがとうございます．

<鷹の目>
犠牲が必要だったのは，蕩減の時代でした．アボニムは，1996.11.1に蕩減解消を宣布され，2001.1.13には，神様王権即位式を挙行されました．摂理的には蕩減時代は既に終了していますが，個人や家庭，氏族，民族…においては，蕩減が残っている場合もあります．それらを総合して，康オモニムは，個人や組織において，神様の御言葉に従順に従うことが最重要事項であると説かれたと思います．

私達は，今多くの御言葉を頂いております．生涯掛けても，アボニムの御言葉は読破できない程です．更に，日々の局面において，私達は，他の誰かを通して，あるいは神様に直接尋ねることによって，具体的に必要な，的確な御言葉が与えられると感じます．そして，その御言葉に従うことが重要であることは言うまでもありません．