サンクチュアリ週刊ニュース

主に,米国サンクチュアリ週刊ニュースの和訳です.

アボニムの涙(8a)



8.韓鶴子オモニムは完成された真の父母様であるか

家庭連合においては,彼らは韓鶴子氏を「真の父母様」と呼んでいます.アボニムが聖和され,霊界に行かれたにも関わらず,彼らは,何時も韓総裁に対して,真のオモニムと呼ぶよりも,「真の父母様」の呼称を使っています.家庭連合は,食口に「韓総裁は一人であっても,アボニムが彼女と共にいらっしゃる.だから,彼女は真の父母様である.」と暗黙の内に言いたいようです.韓総裁が真の父母様であるから,韓総裁がされる事とアボニムが生前に導かれた摂理の間には,何ら差異がないと彼らは言いたいようです.つまり,韓鶴子氏がされる事は,真の父母様がされる事と一つであり,同じであるという事です.


「真の父母様」とは,アボニムとオモニムを呼びますが,一般の父母という表現とは異なります.「真の父母様」という表現には,内的な序列が含まれています.アボニムとオモニムの位置は異なります.真の父母様の中で,アボニムは絶対主体の位置におられ,オモニムは絶対対象の位置におられます.このため,真の父母様は,主体と対象が,意思と理想と目的と方向において,完全に一体化した時にのみ,真の父母様となります.


摂理歴史の活動を導かれる時,或いは教えて下さる時,アボニムは,しばしば,真の父母様という表現を使いました.しかし,実際には,中心は常に,アボニムの活動であり,教えでした.オモニムの活動や教えではありませんでした.例えば,真の父母様の代わりに,真の父の呼称を使って,何かを宣布し,御言を分かち合い,公的なイベントを催しても,皆が平然としており,誰一人それらの全体を妥当と思う人は居ないでしょう.実際,全ての摂理的な業は,アボニムが計画され,アボニムが決定し,アボニムによって推進され発展し,アボニムが結果と勝利の確立に責任を持たれました.


では,オモニムは何をされましたか.オモニムは対象でした.彼女は,夫を助けて,主体を支援しました.彼女は,聞いて,従順に彼に従いました.


今の問題は,韓鶴子氏が,自身が主体となって,分離した主体のように立っている事です.彼女は,三位一体の原理的な構造を変えて,アボニムを対象の位置に降格させて,その代わりに,自身が主体であると宣言しました.よって,アボニムの原理の教えとオモニムのそれとが異なると,誰の教えが正しいのでしょうか.アボニムのですか,それともオモニムのですか.真の父母様の中に,二人の主体が居れば,摂理は無効になります.


韓鶴子オモニムを主体の位置に置くことは,原理ではありません.事実,それは,非原理的です.家庭連合は,亨進ニムに従う世界平和統一聖殿は,非原理的なグループであると宣言しましたが,あなたがそう考えるのなら,家庭連合が実際には,非原理的なグループであることが容易に認識できる筈です.何故? 彼らは,原理を変更しているからです.


実際に,オモニムの位置は,最も栄光のある位置です.対象が主体と神様を中心に一体化した位置です.これ以上の栄光の位置はありません.何故? オモニム(真の母)の位置は,神様の創造理想が完成し,満たされた位置だからです.


それにも拘らず,韓鶴子氏は,この位置を離れました.彼女は,自らの意思で,オモニムより高い位置を要求することを熱望しました.王の王がいらっしゃる時に,彼女は自身が王になることを決意しました.彼女は,彼女の本当の主体を廃し,自身を主体の位置に置き,自身が独生女であり,メシアであり,神様であると宣言しました.


残念ながら,家庭連合の食口達は,彼女の言質を信じ,兎に角,彼女に従うことを選びました.それでは,神様は何時,韓鶴子氏をメシアとして遣わされましたか.何時の事ですか.堕落人間は,どの点で韓鶴子氏によって,救いを受けるようになりましたか.


韓鶴子氏は,メシアではありません.彼女は,原理を解明していません.彼女は,大会や宣言などを実行して,復帰摂理を導いていません.彼女は,神様のみ旨を伝えるために,世界の宗教指導者,国際的な政治指導者,或いは学者達を集めていません.彼女は,キリスト教から迫害されていません.そして,彼女は,国や世界から反対されていません.彼女は,神様のみ旨のために,6度も投獄されて,苦難を受けていないし,嫌がらせや拷問に晒されたこともありません.彼女は,1,200巻の説教を残していません.彼女が唯一した事は,訓読会において,食口達より早く退席したことでした.そして,彼女は,公式な或いは正式な位置において,祈祷を捧げていません.何の基台から,家庭連合は,突然,韓鶴子氏がメシアであると宣言しますか.


最近,実際には,「一つです.一体です.」という事の本当の意味について,混乱を招いているのに,家庭連合は,「真の父母様は一つです.真の父母様は一体です.」と繰り返して言います.私達は,各々の存在には,主体と対象があることを,原理で学びました.真の父母様のご家庭においては,主体はアボニムであり,オモニムは対象です.「一つです.一体です.」は,「主体と対象が完全に同一です.」という意味ではありません.「対象は,主体の意のままに完全に一つなって,対象は,主体の意思と目的に100%従う」ことを意味します.対象が,絶対信仰,絶対愛,絶対服従を実践すれば,それで,彼らは「一つ」となり,そして「一体」となります.


例えば,私達が,神様の御心と一つです,或いは,神様の御心と一体ですと言う時は,私達は,神様の御心と同一ですという意味ではありません.それは,私達が,神様の御心に100%従っていることを意味します.あなたが,そう考えると,容易に理解できるでしょう.私達が,「真の父母様と一つになる」「御言と一つになる」と言う時,私達は,真の父母様と同一になる,或いは,御言と同一になるとは言いません.それは,私達が,真の父母様に絶対的に従う,そして,或いは,神様の御言に対して,私達自身を完全に献げるという意味です.


しかし,家庭連合の幹部達は,アボニムとオモニムが同一人物であるようなロジックを立てて,「真の父母様は一つです.一体です.」と言います.アボニムもオモニムも,「彼らは同一であって,権能において等しく,能力や実力が等しい.」と言います.


「アボニムは,真の父母様です.そして,オモニムは,真の父母様です.よって,お二人には差異はありません.アボニムが何か大きなことをされても,オモニムがされても,最後には,お二人は,全て同一です.」彼らは,このように言っています.従って,韓鶴子氏は,アボニムが立てられたことを変えても,修正しても,廃止しても,作り変えても,良いのです.彼らは,そう言っています.何故ですか.二人共,真の父母様であるからです….それが,家庭連合が敷いたロジックです.あからさまです.実際,あからさま所ではありません.それらから,誰が正しいものを見られますか.


真の父母様は一つであり,一体ですと言っても,これは,お二人が,権能や能力において等しいということを意味するものではありません.私達は,「一体です」の意味は,愛の領域において一体であり,それが全てであることを正確に理解しなければなりません.


しかし,家庭連合は,食口達が,「真の父母様が一体」ということは,権能や能力において,お二人は同一であると考えるように誤解させています.彼らは,このロジックを使って,アボニムが立てられた業績や規則,教えを廃止したり,修正しようとする自分達の計画を推進しています.


彼らはこのロジックを使って,アボニムの実際の意思や目的を捨てることができます.そのようにして,彼らは,反逆者であり裏切者になりました.それで,彼らは「真の父母様は一つです.」「彼らは一体です.」と言えますか.例えば,「一つである」ということは,教会のホールに,お二人が親しそうに手を握っている写真を飾る事ですか.両手を挙げて,アボニムと共に「真の父母様,億万歳」と全員で叫ぶことが,「一つ」「一体」であると言う為に必要ですか.


オモニムは,主体を廃した対象です.それで,どのようにあなたは「彼らは一つです」と言えますか.彼らは,「一つ」ではありません.


私達が生涯侍って来たオモニム(真の母)の理想は,既に,粉々に砕かれました.家庭連合の幹部達が「真の父母様は一体です」という時,彼らは,アボニムの業績とステータスを現金化していたに過ぎません.アボニムが聖和された後,これらの裏切者達は,どんどん悪くなり,遂に,家庭連合は,アボニムの御言と伝統を変えたり,廃しても満足していません.この点において,彼らは実際に,アボニムの血統を否定しています.


韓鶴子氏は,自身を「独生女」「神様の妻」そして,「神様御自身」と呼んでいます.摂理を破壊し,メシアを除く道を選んで,自分を神様と等しくしようとするバベルの塔を,唯建てています.しかし,実際には,この事は,彼女の無知と傲慢を見せているだけです.韓鶴子氏の現在の活動は,アボニムの生涯の摂理的な基台を破壊しており,私達は,自分達の目で,その事が,彼女自身に破滅を齎している事実を見ることができます.


嘗て,彼女がオモニムの位置に居たとしても,彼女が,神様の怒りに立ち向かうことは困難です.彼女には,実際の選択肢はありません.悔い改めて,神様とアボニムに許しを請うしかありません.


アボニムは,二人の息子さん,文國進ニムと文亨進ニムを,カインとアベルとして立てました.文國進ニムは,弟の文亨進ニムをアボニムの代身者,相続者として,侍り,愛し,献げることが出来ました.この基台の上で,アボニムは,二人を勝利したカインとアベルとして,祝福されました.


よって,アボニムの摂理は,既に成功しています.そして,天側のアダムの血統は勝利しました.残念ながら,韓鶴子氏は,カイン・アベルの勝利にも関わらず,この二人の息子さんを拒否しました.寧ろ,お二人を荒野に追放しました.


その後,天一国最高委員会によって,彼女が「後継者」に決まったと言いました.この事は,カイン・アベルの勝利において具現化したメシアの血統を,永久に否定する決定であることを示しています.私達は,この事を神様の摂理への裏切り以外に,どう見る事が出来ますか.勝利したカイン・アベルの摂理を,外的に捨てるための明確な意図ではないですか.

そこで,あなたは,何をベースにして,韓鶴子氏が正しいと言えますか.このように血統を否定する人は,明らかに聖書を知らないし,更に,はっきり原理を知らない人です.


何時か,私は,原理講師であると自慢している人を見ました.彼は,天聖経を100回読んだと言っていました.しかし,彼は自分の無知に殆ど気付いていません.あなたが,血統の意味を理解していないなら,あなたは,原理が全く分かっていないという事です.


この「講師」は,復帰摂理歴史が,血統を取り戻す歴史であることが分かっていません.一体全体,どうして神様は,再臨主を遣わされる前に,2,000年間待たれましたか.何故神様は,天一国最高委員会のような教会の代表を集めて,民主的な選挙で,賢い人を選ばなかったのですか.


何故,子羊の婚宴が,神様の希望だったのですか.私が話したこの人は,イエス様がどうして,再び来られなければならないのかを知りませんでした.イエス様は,花嫁に会うために,戻らなければなりませんでした.彼は,神様の血統を地上に最初に確立することが出来なかったので,戻らなければならなかったのです.


そして,家庭連合は,神様の血統を否定し,天一国最高委員会の意図によって,指導者を選べると信じています.これは,原理の否定以外の何ものですか.あなたは,これが,サタンの仕業ではないと,真面目に言おうとしているのですか.


真のご家庭は,祝福家庭の模範です.そこで,その道を信じて,従っている人達に,真のご家庭に倣うことを決めた人達に,夫婦として一つになって,堕落の血統を除かならなければならないと信じている人達に,そして,無原罪の子女を産み,理想家庭を築こうとしている人達に,私達はどうすべきでしょうか.もし,私達が一つにならなければ,分離し,分裂したことになります.そこで,私達は,今,誰に従うべきですか.


言うまでもありません.私達は,メシア,アボニムの血統に従わなければなりません.何故.復帰摂理の目的が,神様の血統を取り戻し,確立することだからです.私達の信仰生活の目的は,地上における神様の血統に従い,侍る事です.



<鷹の目>
家庭連合は,韓オモニムはアボニムと一つであり,一体であるから,韓オモニムのされることは,如何なることであっても,アボニムの意思による等と言っていますが,子供騙しもいい加減にしなさい.世の中の夫婦でも,二人の心が近ければ,故人の遺志を尊重して,夫が決めたことは,決して変更するようなことはありません.韓氏は,アボニムが聖和される前から,無断で天聖経の改竄を指示していたのです.聖和されるや否や,神様の呼称を変え,天一国歌を変え,後継者の亨進ニムを排除し,祝福の権能もないのに,基元節の入籍祝福を単身で挙行する等々,暴挙の数々を繰り返しました.やがては,自らを,独生女=メシア=神様とまで宣われる始末です.お二人は,一体等とは程遠い状況です.普通の理性で考えると,一連の挙動が異常であることは簡単に分かることです.韓氏と家庭連合は,神様のみ旨から離れた新な宗教団体を作っているのです.彼らの欺瞞に騙されないようにしましょう.


天一国最高委員会なるものは,何時発足したのですか.表出したのは2015年頃です.アボニムはそのような組織を作るように指示されたのですか.今後,家庭連合は,カトリックを真似て行くようですが,メシアと使徒の代表は根本的に異なります.イエス様の血統が残っていなかったから,仕方なく,使徒の代表を法王として権威を継承しているだけです.アボニムの血統が地上に確立されているのに,食口の代表を選んで,権威を継承できるのですか.全く,道理の分かっていない者達です.韓氏のアボニムの血統を重視しない様な言質は,言語道断,論外です.


最愛の韓鶴子氏が裏切り,子飼いの幹部達がどんどん反逆していく中,唯一,國進ニムと亨進ニムを立てられて,真のご家庭に,メシアを迎えるための基台を立てられた時のアボニムのご心境を忍びましょう.どんなに辛かったでしょうか.小生は当時,何故,今頃,真のカイン・アベルが必要なのか,全く分かりませんでした.8カ月後には,基元節を迎えることを何度も告げておられましたが,アボニムは,真のカイン・アベルの勝利を宣布されて,約3か月後に,無念の極致において,聖和されました.その状況を思うと,涙が溢れます.聖人の道はいつも非道であり過酷です.それでも,神様は聖人に辛い道を行かせなければ,他に行ける人が居ないから,涙を呑んで,最愛のアボニムに最も過酷な道を行って貰ったと思います.韓氏や家庭連合幹部らの暴挙を看過してはなりません.真実を悟った者は,神様とアボニムの恨みを晴らすために,立ち上がりましょう.そして,アボニムの正当な,唯一の後継者である亨進ニムに侍り,彼を支えましょう.


以前も,記しましたが,血統というものはよく分からないものです.神様の血統とサタンの血統があること自体,私達にはよく分かりません.それは,霊的な直観で分かるようなものです.私達が,原理を聞く前は,神様の血統とサタンの血統などという事は考えもしなかったと思います.堕落論を学ぶと,初めて私達が,サタンの血統であることを知り,絶望に苛まれました.しかし,そのことを証した方が,メシアであり,既に,神様の血統がこの地上に確立されたことを聞いて,無上の喜びを感じ感謝しました.その貴重な神様の血統を無視しようとしているのが,家庭連合の「天一国最高委員会」です.神様に最も愛された者達が,神様から最も遠い所に行きつつあります.イエス様を十字架につけたイスラエルは,神様から最も愛された立場から,神様から最も遠い所に追放されました.そして,この2,000年間,彼らは流浪を続け,やがて,その一部は国際金融資本を手にし,世界の闇を握っています.闇には,神様ではなく,サタンが潜んでいます.同様の事が今,進行しつつあることを明確に認識しましょう.真実に対する正しい認識と正しい霊的判断が大切です.家庭連合や諸派の大嘘を見抜いて,神様の血統が正しく継承されている家庭に繋がり,侍りましょう.それが食口の歩む正しい道です.

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