サンクチュアリ週刊ニュース

主に,米国サンクチュアリ週刊ニュースの和訳です.

信仰と行動の女性,ハリエット・タブマン


2019.11.5添付
ハリエット,映画評
ヘルヴィヒ・シュミット氏


ハリエット・タブマンは,この映画に描かれているように,とても美しく,無視できない力でした.映画は,ハリエットの物語を語り,彼女は,恐れのない,知性と果敢の人,弾力があり,全く無私であったと見せています.


ハリエットは,自由の為に闘う彼女の道に限らず,彼女と共に自由を求める数百人を,繰り返して,命懸けで指導したことによって,歴史を作りました.後に,彼女は,南北戦争に参加し,武装した軍隊を指導した米国史上の稀有な女性の一人でした.


若い少女の時,ハリエットは,霊的な光景や予感を受けました.そして,せまる危険を予知し,障害から逃れる方法を教えてくれました.その時,それらは,彼女が眠っている時に夢に現れました.ある時,ハリエットは,それらが来ることを感じ,昏睡状態になり,神秘的な指示を体験しました.彼女は,これらの神様からの光景を,自分と人々を自由に導く為に用いました.


奴隷の主人達は,奴隷を操作し,酷使し,支配する為に聖書も用いました.ギデオンという男性,冷酷なプランテーションの所有者で,ハリエットと一緒に育って,今は,彼女を「所有」している人は,彼女と奴隷の所有者らに言いました.「自殺は,神様に対する罪です.」彼は,彼女を奴隷に戻し,酷使するために,操ろうと誘惑しました.


奴隷の苦難を表し,希望を与えていた黒人聖歌が,映画全体を通して,歌われています.ハリエットは,特に,奴隷を自由の為に呼び集めるのに,それらを使いました.彼女は,モーセが,エジプト(に住むユダヤ)人を,パロの手から移したように,数百人の奴隷を自由にしたので,後に,不満を募らせたプランテーション所有者達から,「モーセ」の名を与えられました.


ハリエット・タブマンを高校で読んだだけの人達や歴史書で上辺だけを見た人達には,この映画は,彼女の生涯とその永遠の衝撃を掘り下げることになるでしょう.このストーリーは,私達にも,神様の手によって導かれた恐れのない指導者,戦士として,彼女を見る助けにもなります.


ハリエットは,本当の犠牲と勇敢とは何かを示す,深く感動する映画です.そして,ハリエットの生涯においては,確かに実在した多くの暴力を見せないで,そのようにしています.


詳細は,

をどうぞ.



<鷹の目>
ハリエット・タブマン(1820-1913)は,米国メリーランド州出身の元奴隷,奴隷解放運動家,女性解放運動家です.黒人奴隷をひそかに逃がした組織「地下鉄道」の女性指導者の一人として知られています.1850-60年の間に,約300人の奴隷を北部に連れて行って,解放したとされています.1863年,S.カロライナ州で,南北戦争に加わり,勇敢な女性指揮官として,750人を北部に移送しています.


南北戦争が終わり,南部での奴隷解放の後も,黒人と女性の権利のために活動家として講演旅行に出かけるなど活躍しました.高齢になると,ニューヨーク州に住み,施設を建てて身寄りのない元奴隷を住まわせ,その家で働きながら戦死した黒人兵の遺族への支援などを続けました.


ハリエットは,アボニムが好まれるような烈女だと思います.彼女は,2020年に発行される20ドル札に,アフリカ系米国人として初めて米国ドル紙幣にデザインされる事が決まっています.


映画は,11月に封切りです.プレビューの動画は,

 にもあります.

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