2017.5.25

聖書拝読: ヨハネ8:44

あなた達は，悪魔である父から出た者であって，その父の欲望を満たしたいと思っている．悪魔は最初から人殺しであって，真理を拠り所としていない．彼の内には真理がないからだ．悪魔が偽りを言う時は，その本性から言っている．自分が偽り者であり，その父だからである．

皆さん，おはようございます．

今日は，エデンの園で発生した事件について，話したいと思います．韓国人は，彼らが弱かったか，天を信頼するのが難しかったという考えを持っています．韓国の国歌の一行目も，この事を引用しています．天を信頼する韓国人の伝統は，全てが尊敬されるべきであると考えます．よって，韓国は，世界の中心国となるポテンシャル(潜在力)のある国です．その為の確実な基台があります．

人類史の初めに失敗がありました．その結果，韓国のみならず，世界の何処にも，人々が幸せに生きる国がありません．政治的或いは，経済的な観点から，全ての国々にトラブルがあります．

孔子は，一度，韓国を東の丁寧な国と言いました．そして，韓国人は，それを長く誇って来ましたが，私達は，本当にもはや，その事を韓国に言うことはできません．今日の韓国は，欧米と全く同じレベルまで，不道徳によって荒廃しています．韓国の離婚率は，私達が想像できない程に上がっています．

結論として，この事は，最初に血統を誤ったからです．私達の共通の先祖，アダムとエバの堕落は，性的な問題が原因でした．創世記2:17には，「但し，善悪の知識の木からは，決して食べてはならない．食べると必ず死んでしまう．」と記されています．

多くの既成のクリスチャンは，創世記2章に記された果は，実際に文字通り果であると信じています．そして，多くの人達も，聖書を文字通り解釈していますが，私は，それは，確かに文字通りの果ではないと言うことが出来ます．文字通りの果は，物質的な物です．あなたが，悪い果を食べると，お腹が痛くなりますが，その食べた結果が，世代から世代に受け継がれることはありません．

今日の世界が，このような闇であるという事実は，私達の最初の先祖の罪の結果です．そして，それは性的な罪です．もし，誰かが，禁じられた木から果を取って食べて，それを呼ばれると，彼らは口を隠すでしょう．しかし，アダムとエバは，彼らの下部を覆いました．よって，この観察からも，最初の先祖の罪が，性的な罪であった事は否定できません．

アダムとエバが成長して成熟したら，そして，神様によって二人は結婚すれば，彼らは，全人類の善の先祖となり得たでしょう．しかし，その代わりに，彼らは，父母の許可がなく結婚しました．そして，彼らの動機は悪でした．彼らの動機は，不貞であって，彼らは，悪の先祖となりました．

今日の人類は，サタンの血統を受け継いだ彼らの子孫です．私達は，真の父母から生まれていません．その代わりに，偽りの父母から生まれました．従って，私達は，真の父母を探さなければならないし，私達は，偽りの夫婦ですから，真の夫婦にならなければなりません．園において，真の子女が失われたので，私達は，真の子女も同様に立てる必要があります．

聖書の研究から，エデンの園における事件は，性的な堕落であったと結論付けざるを得ません．そして，それは不義の愛から来ました．従って，私達の父は悪魔です．イエス様が言われたように，私達は私達の父の欲望を満たしている．という事です．今日の世界では，私達は，若者達が不義を行うだけでなく，夫や妻のいる大人達も，配偶者以外の人達と性的な関係を持っていることが分かります．エデンの園で起こった事と同じ事が，今日，世界中で起こっています．

私達の淫らな思いは，私達の中で善の思いを消します．情欲の結実は傲慢であり，私達は人に対するゴシップ(噂)の原因となります．灰でさえも淫らなら，私達は焼き払うことはできません．人は，情欲に関わり易いものですが，それを断つことは，極めて難しいです．霊的な試練を通過した多くの霊的な人達が，堕落するのはこの点です．彼らは，淫らな思いを取り除くことが出来ません．私達が，淫らな思いを取り除き，本来の自分自身に戻る事はとても難しいです．

私達の耳が堕落しているから，私達は淫らなことを聞きたがります．私達の目が堕落しているから，私達は，ポルノグラフィーのような淫らな物を見たがります．私達の口も，淫らな事を話したがります．このような情欲を止める事は困難です．人々が情欲に戸惑ったり，恥ずかしく思うのは，不義の愛が，最初の堕落の原因となったからです．私達は歴史上，或いは，私達の周りでも，不義の愛が人々を破滅させ，個人を破滅させ，国家と世代を破滅させることを知っています．

私達は，中国の歴史において，多くの偉大な皇帝達が道を誤り，女性への情欲の為に倒されたことを知っています．ローマの皇帝アントニウス(シーザーの友人)は，エジプトのクレオパトラへの情欲のために滅ぼされました．イスラエルの知恵の王と言われたソロモンは，異教徒の女性達とその偶像を神殿に持ち込み，この事によって国が分裂しました．サムソンはデリラによって滅ぼされました．

韓国の歴史も同様です，新羅王朝の有名な王は，情欲の結果，没落し失敗しました．百済の王国においては，最近の李王朝よりも，立派に立った将軍や指導者達が，女性達への情欲によって倒されました．ソドムとゴモラは，不義の愛で滅びました．バビロンも同様でした．

ローマも同じです，無敵と考えられていた帝国は，情欲によって破滅しました．一つの帝国は，数千年続くと考えられていましたが，不道徳な精神が広がり，人々に蔓延った時，結局滅亡しました．不道徳な人々が蔓延った都市では，誰が最も恐ろしい不道徳な事をするかを競い，最終的にローマは制服されました．彼らは，自分達を隠すことを，或いは，秘密裡に不道徳の行為をすることを気にしませんでした．彼らは，身を隠すことはありませんでした．

ギリシャでは，淫売と不品行が神殿においてすら横行しました．ホモセクシュアリティ(同性愛)は，ギリシャ文化から来ました．男性は，男性を使うだけでなく，女性も使いました．続々とこれが帝国全体に蔓延しました．私達は，今日，エデンの園で起こった事が，世界中に蔓延していることが分かります．

これを解決する道がある筈です．この不道徳の解決を私達が見出す時のみ，私達は個々人，国家群，そして，世界が生きる道を得られます．この問題を解決することの出来る人が出現しなければ，世界に未来は有りません．

この人は，何処の国に現れるでしょうか．今日は，万人が終末に居ると主張しています．彼らは，その事について大騒ぎをしています．多くの宗教は，終末には，誰かがこの問題を解決すると言っています．キリスト教は，再臨のイエス様が来られると信じています．仏教は，弥勒菩薩が来られることを期待しています．儒教は，真人がこの事をなすために来られると言います．

これらの異なる宗教は，異なる人を言っていません．彼らは，全員，同じ人を言っています．この人は来なければなりません．そして，彼は，私が説明した問題への解決を，私達に与えてくれる筈です．現在，危機にある世界は，これらの問題への解決が必要です．

勿論，アボニムは，これらの問題を解決するために来られました．今は，彼は聖和されましたが，後継者，代身者，相続者，天一国の二代王を任命されました．私は，この事について，沢山祈りました．そして，今は，この問題は二代王を通して解決される筈であると確信しています．私は，霊界におられるアボニムが，地上に創建される神様の王国を見たいという強い願いがあることを，確かに感じます．それは，差別のない王国となるでしょう．そこは，自分達があるべき様に生きられる所です．

神様には，実行される御計画があります．そして，私はそれを聖書の中に見ることが出来ますが，今日はその事は語りたくありません．それは，次の機会に語ります．今日，私は唯，神様が，地上に神様の王国建設を始めるために，サンクチュアリ教会を設立されたことを伝えたいです．これは，霊界におられるアボニムが本当にそして，熱烈に願っておられる事であり，彼は，今日まで続くように霊的な役事を指揮されています．

これは，人間の努力によって完遂出来ません．それは，アボニムとイエス様と二代王様，そして，霊界の全ての全霊達が，全体で一つとなった努力が必要です．これがなされる事がどんなに大きな事でしょうか，それは，私の次のお話にて，別の機会にします．

どうも，ありがとうございます．

ビデオ: 

21:17-50:56

<鷹の目>
今回は，絶対・性のお話でした．アボニムは，人間に関わる問題の大半は，男女の問題であると言われました．この事は，それぐらい人間の根本的な問題であり，人間の中心に内在している問題です．

138億年程度と推定されている宇宙の創造以来，天使長は神様の命令を忠実に実行していたに違いありません．その創造の最後に，神様は，御自身の子女を誕生させました．天使長には相対者が与えられていませんでした．その状況の中で，後から生まれたアダムとエバは将来，結婚する予定である事を知りました．その境遇を考えると，天使長が不義なる思いにまで至った背景が見えてきます．天使長は，神様の子女を愛せなかったのです．そして，息子の相対者である娘を誘惑しました．自分の相対としたかったのでしょう．この動機と心理がポイントです．原理講論には，愛の減少感を抱いた天使長は，天使界において占めていた愛の位置と同一の位置を人間界においても保ちたかったと言う，過分な欲望を持ったと記されていますが，小生は，寧ろ，天使長は，相対者が欲しかったという単純な動機から堕落していったように感じます．

孤独と孤高に耐えられる男性は少ないでしょう．女性の慰労が欲しいものです．その事自体は，自然の発露でしょうが，人類始祖が誤った血統を残したために，今日に至るまで，誤った血統の中に人間は生まれ，その血統を継承しています．その最大の秘密を天使長は，覆い隠しています．そして，天使長のように生きる男性をして，失楽園の物語と同じことを繰り返させています．イエス様は，その事をご存知でしたが，神様の祝福を御自身にも，当時の人々にも齎すことが出来ませんでした．イエス様は，天使長の心境を十字架において乗り越えて行かれました．アボニムが，生きて十字架の道を越えられて，御自身と人類に神様の祝福の道を拓いて下さいました．この新しい，本来の血統が地上に定着した事によって，神様の勝利は時間の問題となりました．エデンの園をもう一度地上に実現したいのが，神様の願いでしょう．私達は，天一国を創建しましょう．

康オモニムが本稿では語られなかった神様の御計画とは，どういうものでしょうか．聖書の中に記されていると言われています．黙示録の18章にはバビロンの滅亡が，19章には子羊の婚姻と白馬の騎士が，20章には千年間の支配とサタンの敗北，最後の裁きが，21章には新しい天と新しい地，新しいエルサレムが，そして，22章にはキリストの再臨が，それぞれ記されています．康オモニムは，これらの内容を具体的に語りたかったのではないでしょうか．その詳細は，何れ語られることを期待しましょう．唯，聖書の記録は，天国と地獄の併記，地獄に居る人達への裁きの羅列のようになっていますが，神様とアボニム，イエス様の真意は，全ての人が救われ，地獄が撤廃されて，アダムもエバもサタンさえも解放されることにあるに違いありません．黙示録においても，私達は文字通りの解釈は避けるべきです．