サンクチュアリ週刊ニュース

主に,米国サンクチュアリ週刊ニュースの和訳です.

康賢實オモニム「主は私の羊飼い」

2017.1.27


訓読:詩編23


主は羊飼い,私には何も欠けることがない.
主は私を青草の原に休ませ,憩いの水のほとりに伴い,
魂を生き返らせて下さる.
主は御名にふさわしく,私を正しい道に導かれる.
死の影の谷を行く時も,私は災いを恐れない.あなたが私と共にいて下さる.
あなたの鞭,あなたの杖,それが私を力づける.
私を苦しめる者を前にしても,あなたは私に食卓を整えて下さる.
私の頭に香油を注ぎ,私の杯を溢れさせて下さる.
命のある限り,恵みと慈しみはいつも私を追う.
主の家に私は帰り,生涯,そこに留まるであろう.


今日は,随分前に起こったことについて,お話をします.63年前に,大邱で,アボニムと8人の人達が,山に行って祈祷して,山から下りる時に起こったことです.


一行が下山する時,私達は,韓国の諸派であり,普通はホーリネス教と呼ばれている教会の,一般信徒の女性リーダーに会いました.彼女は,霊界が開けた人でした.


彼女は牧師に多くの質問をしましたが,何を聞いても,牧師の回答はいつも同じでした.「あなたの言うことは,今は聖書には書いていない.あなたがそういうことを話すと,人々は,異端と言って非難するでしょう.だから,そのようなことは言わない方が良いです.」私が出会った時,彼女は,ホーリネス教会から出され,どこの教会にも行っていなかったのです.


その頃,アボニムは,国中を回って,霊的な指導者と会うように言われました.篤実なクリスチャンや霊界が開けた人達です.それで,私は,国中を回って,彼らに語り,彼らから聞き,彼らに神様の御言葉を伝えようとしました.たまたま,アボニムのいらした時に,私は戻っていました.


私は,大田の霊的指導者に会いに行くつもりでした.でも,大田行きの切符が取れなかったので,全羅北道の裡里(イリ)に行こうとしていました.普通,私はすぐ行くのですが,この特別な時には,教会のリーダーが数人,駅で私を見送ってくれました.


私が,目的地の裡里で下車した時,白い衣を着た人が来て,私に語りました.「済みません,話しても良いですか?」彼女は,教会で,その朝,祈祷している時に,私の姿を見たと言うのです.彼女が祈祷している時に見た人と,私が同じ容姿だったので,私と話したかったのです.


彼女は,私を家に招いたので,私達は行きました.彼女は,祈った時は,いつもある事が起こると,教会の人達に話すと,異端と非難されました.彼女は葛藤し,そのことを,私に話したかったのです.多くの疑問があり,疑いあったので,私に疑問や疑いを解決するのを手伝ってほしかったのです.


「私達は,イエス様が来られることは知っています.でも,いつ来られるのかとても知りたいです.そして,どのように来られ,来られる時は,どこの国に来られるのかを知りたいのです.」と彼女は言いました.


私は,彼女の疑いをもっと語るように言いました.それで,最初,彼女は,イエス様がどのように来られるのかを知りたかったのです.私は言いました.「あなたに直接応えるよりも,むしろ,私にいくつかの質問をさせて下さい.そして,霊界からそれらの回答をどう受けるのか,見せて下さい.」


私は,尋ねました.「彼が来られる時は,どのように来られるのですか?」霊界は,彼女を通して,応えました.「イエス様は,大きなラッパの音と,動揺と共に,雲に乗って来られるのではありません.マラキ4章に記してあるように,イエス様は,人間として来られます.洗礼ヨハネが,エリヤとして来たように」


私は,さらに尋ねました.「イエス様が来られる時,彼は,どこかに着地しなければなりません.彼は,どの国に来られるのでしょうか?」霊界は,応えました.「彼は,韓国人として,来られます.」そして,「彼は,すでに来られています.」

私は,尋ねました.「彼は,人間として来られると,本当に霊界は言ったのですか?」彼女はとても真剣に祈りました.そして,霊界は,再臨の主が,12のスプーンを持って来られ,彼が来られた時,人間として,実際に食べることを,彼女にはっきり見せました.彼女は,こうして,彼が一人の男性として来られることを知ったのです.


彼女は加えました.「とても,変ですが,本当だと思います.再臨主が,人間として来られ,そのようなスプーンで食事をされるのなら,私達は,彼のために準備しなければなりません.彼は,2000年前のイエス様と同様に来られるからです.」


この人は,決して原理を読んでいませんでした.アボニムのお話も聞いてなかったのですが,神様は,祈祷を通して,このようなことを教えて下さいました.彼女が,ホーリネス教会の牧師に話すと,「そのようなことは,聖書には記されていません.だから,これは異端です.」これが,彼女が葛藤した理由です.


私は言いました.「心配することはないです.私が,あなたの質問の応えを持ってきました.すぐに説明します.」私は,尋ねました.「2000年前に,イエス様が来られた時,彼は,本当に,十字架で亡くなるために来られましたか,それとも,彼は,別の使命を持って来られたかも知れないと思いますか.」彼女は「イエス様は十字架で亡くなるために来られたのではありません.でも,今日の教会は,それが彼の来られた目的であると,信じ,教えています.しかし,これは,神様が教えて下さったことと違います.そして,私の葛藤の原因になっています.」と応えました.彼女は,これらのことを話した時,たくさん泣きました.


私は尋ねました.「人間の堕落はどう思いますか.神様は,あなたに,人間の堕落を何だと言われましたか.アダムとエバがある種の果物を食べて,実際の果物を食べて,人類は本当に堕落したのですか.」彼女は「いいえ」.神様は,彼女に,堕落は,性的な堕落であると語られました.私は,彼女の話を聞いて,とても幸せでした.なぜなら,私は,原理を読んでいましたが,それが真理かどうか,まだ少し疑っていました.でも,ここに,原理を聞いてもいないのに,同じことをいう人が居たのです.だから,彼女の話は,私を幸せにしました.


彼女は,詳細を調べました.牧師の所に行って,語りました.「堕落は,リンゴや桃や梨,そのような物を食べたために,堕落が生じたのではない.性的な罪によって生じた.」これを牧師に聞いたので,彼女は教会から,追い出されました.


次に,私は,復活について,彼女を質しました.「そのことについて,神様はどう言われましたか.」彼女の応え「神様は言われました.復活が起こる時,人が墓から飛び出すのではなく,地上に引き上げられるのでもなく,しかし,私達の霊は引き上げられ,神様に一歩近づくのです.」


彼女を最も悩ませたのは,メシアがもういらしているかも知れない,主が既に再臨されたと言われていることでした.彼女は表明しました.「それが本当なら,私は行って,彼に会う必要があります.」


彼女は毎日,精誠と献身を尽くして,深く祈りました.そして,神様は祈りに応えて下さいました.彼女は,神様に尋ねて,神様から応えを頂き,教えてもらったのです.しかし,彼女が教会の牧師や一般信徒のリーダーの所へ行くと,彼らは,批判しました.「違います.あなたは,そんなことを言ってはいけません.あなたは,私達の教会を困らせているだけです.もう,教会には来られません.」


彼女の話を聞いて,神様が多くの人達を準備されたことを確信しました.祈りを通して,神様は,彼らに霊的に直接語られたのです.私は,こういう人達を探すために全国を回る自信が出てきました.そして,回りました.


会話の途中で,郵便配達の人が来て,彼女に手紙を届けてくれました.彼女は,それは,真の父母様が私に送ってくれた手紙だと言いました.私は,とても驚きました.見ると,その手紙は,真の父母様から自分に宛てた手紙ではなく,彼女の親戚の方からの挨拶状でした.彼女は,真の父母様にあまりにも深刻に,火急に会いたいと思っていたので,彼女は,誤認し,たぶん,霊的に導かれて考えたのでしょう,これは,真の父母様から自分に送られた手紙と考えたのでしょう.


全国を回った後,アボニムにこの出来事を報告しました.つまり,手紙のことをお話しし,どうして,彼女はそれが,真の父母様からのものと誤認したのでしょうかと,彼女の言葉「真の父母様」を使って,アボニムに尋ねました.


アボニムは,応えられました.「既に『真の父母様』という言葉を使っている人達がいます.韓国のみならず,世界中にいます.これは,真の父母様が,出現される時が来たということです.」


私は,アボニムに表明しました.「今回のことは,私が抱いていた多くの疑念を解決する絶好の機会でした.」彼は,確認されました.「今,何を言っているのか,自分でも分かっていないのに,世界には,同じようなことを言う人がたくさんいます.」


今日,私は,詩編23を選びました.私は,この聖句を何度も読んで,暗記しているからです.ここに記されたような信仰生活をしている人はたくさんいます.水の中で,静かに…


主を羊飼いとして,私達が従う時,彼は,私達に必要なものを,また,私達が欲しくないものも下さります.私達の霊性を通して導かれます.死の影の谷を歩んでいても,なお希望を抱いている多くの人達がいます.彼らは,神様との絆があるから,喜びと幸福を維持しています.私は,そのように生きている人達を知っています.


今日,私達の生きる指針として,私達が持っている原理の御言葉を,世界中の多くの人達が知らないということを覚えましょう.仮に,暗い日々があっても,死の影の谷にあっても,原理を知っているから,私達は希望と幸福を維持できます.


他の人達は亡くなったイエス様を信じていますが,私達は,生きたキリスト様を信じています.彼らは,まだ,キリスト様の再臨を待っていますが,私達は,キリスト様が既に,再臨され,彼に直接侍ることができました.


モーセの時は過ぎました.イエス様の時も過ぎました.アボニムは,来られ,そして,霊界に逝かれました.しかし,彼は,今も生きておられます.後継者を立てられ,相続者,天一国の二代王様を立てられました.私達は,今,アボニムの後継者,相続者に侍ることのできる時代に生きていることを,知る必要があります.そのことを,私達の人生と信仰の焦点にしなければなりません.


世界は,闇です.私達は,従うことのできる小さい光を見ました.アボニムは,相続者を下さいました.後継者であり,代身者です.私達は,彼に従い,信仰の焦点を絞らなければなりません.他の道に行くと,真理の道から外れます.


私達は,神様から与えられた道を行くように願われています.そうすれば,希望と喜びが得られ,地上に神様の御心を実現できます.


ありがとうございます.


訳:ティム・エルダー



<鷹の目>
さすが,韓国という感じです.1954年と言えば,統一教会が創設された頃です.当時,韓国内には,熱心に祈祷して,再臨主が来られたという啓示を受けた人達が,たくさん居たという事実に驚かされます.日本は,戦後を超えて,動乱による特需景気から,経済成長が加速した頃でしょうか.日本にも,再臨主が来られたという啓示を受けた人が居たのかどうか,分かりませんが,その頃から,アボニムは,日本のことを考えられ,宣教師を送る準備をされていたようです.1958年に,西川勝(崔奉春)先生を日本に送って下さいました.国交もない日本に,密入国してまでも,将来の日本と日本人のことを考えて下さったアボニムの大きな愛を感じます.西川先生の前には,二人ほど,派遣された人がいらしたようにも聞いておりますが,成功しなかったようです.神様のみ旨が絶対であり,アボニムを中心とした摂理期間は,有限であるから,必死の思いで日々を歩まれたアボニムであったと推察致します.


今,私達は,アボニムの後継者,二代王様を頂きました.康オモニムのお話にもあるように,私達は,彼に従い,信仰の焦点を絞らなければなりません.王様からは,考えられないような事象が出てくるかも知れません.しかし,そういうことは,モーセの時にも,イエス様の時にも,アボニムの時にもたくさんありました.一見,異常と思われるような事象を,理解し,信じ,従う人達が,本当の信仰者だと思います.


「信仰とは,望んでいる事柄を確信し,見えない事実を確認することです.」…ヘブライ人への手紙11:1(新共同訳)
篤実な信仰者には,先のことが見えてくるようです…

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