サンクチュアリ週刊ニュース

主に,米国サンクチュアリ週刊ニュースの和訳です.

世界平和女性連合の謝罪とアンドリュー・ウィルソン

                                                                                                                       


2018.4.10


友のために自分の命を捨てること、これ以上に大きな愛はない。…ヨハネ15:13


「アダムとエバが堕落した時、神様は、ご心情をあまりにも痛々しく引き裂かれ、殆ど狂われんばかりでした。神様が、もう我を忘れられるぐらい、大きく動揺されたことを、忘れてはなりません。地上の堕落人間においてさえ、子女が亡くなるのを見ると、骨髄が溶ける思いになってしまいます。自分達の命の代わりに、子女達を救いたいと願います。アダムとエバが堕落への道を歩み、死亡線を越えるのを見た時、神様のご心情は如何ばかりだったでしょうか。このご心情が分からなければ、皆さんは、神様の息子娘にはなれません。」…アボニム「愛する子女達を引き上げようとする神様の苦痛」,1959.10.11


 亨進ニムから、聖日の説教をするように言われました。私は、世界平和女性連合がウェブに投稿した「男性による謝罪」を論じました。この投稿において、アンジェリカ・セレさんは、次のように表明しています。


「先月、アボニム(創設者)のご聖誕祭の催事において、多くの祝祭や会議に参加しましたが、私は、主人から最も感動的な声明(note)を貰いました。主人は、他の数人の男性達、ご主人達、兄弟達と共に、メリーランドの会議に参加したそうです。」


 そして、彼女は、自身が「先月」韓国で行われた、アボニムのご聖誕祭の催事に参加している間に、主人達が書いた、この「宣言」における「謝罪」の声明にとても感動しました。内容は、以下の通りです。


 私は、男性の集団を代表して、心から誠意をもって深く謝罪します。力と権威の誤用と乱用、そして、神様の女性的表示体である、あなたをそのように拘束したことに対して、あなたの天の母との本当の、相応の関係から、私は以下を謝罪します。


 この言質から、アンドリュー・ウィルソン氏の「天の母」論を思い出しました。そこで、私は、過去の研究と推測を調べて、アンドリュー氏が全く同じ言質を、2016年のプラハの天一国会議のプレゼンにおいて使ったことが分かりました。そして、アンジェリカさんの、これは、「ご主人達がメリーランドにおいて」新たに立ち上げたという、話は虚偽であり、世界平和家庭連合の男性に対する批判として、2年前に、アンドリュー氏が世界中に宣伝した「謝罪」については触れていないことが分かりました。


   2018.4.8 サンクチュアリ教会礼拝, 米国会長リチャード・A・パンザー


 共産主義者、マルキストの理論では、善人、悪人の区別は、メンバーの高徳さによって、つまり、不当に扱われたグループか、代替として悪者とされ、不当に扱われているグループかによって、判断しています。
 もちろん、これは、聖書の観点ではありませんが、韓・ウィルソンの教義が「性差別主義」の聖書を拒否し、原理講論の改定を必要とする理由です。
 クリスチャンの観点では、所属する「グループ」によって、私達が正当化されたり、審判されることはありません。私達は、罪の悔い改めによって正当化され、神様の許しを賜り、新生され、キリストの血統に接ぎ木されます。男性も女性も、人生において、三大祝福を確立する上で、サタンがつけ入る弱点を克服しなければなりません。
 今、世界平和家庭連合/世界平和女性連合は、もはや「独生女」の教義がクリスチャンの基盤に値しないことを確認しました。彼らは、悔い改めない、映画プロデューサー、ハーヴェイ・バインシュタインのような性的略奪者と、篤実な夫達を、同じ罪のある「男性集団」としてグループ化し、「女性に対する不当な扱いを正すために…」ユダヤ・キリスト教の「聖句」の言質を非難しています。
 ハーヴェイ・バインシュタインは、共謀している女性が、若い女優をホテルの部屋に連れて行き、レイプする前に、聖書を読んでいるらしいです。聖句は、繰り返して、姦淫を非難しています。家庭連合/女性連合の恥じる「性差別主義」の聖書に記されているように、全ての性的行為は、結婚を通してなされるべきという要求は、世界を変えました。そして、人類の人種の利益を維持し、女性と子供の値打ちを引き上げました。ハーヴェイ・バインシュタインが、聖句の教えにもっと注意していれば、美しい奥さんのみを愛したでしょう。


       家庭連合/女性連合に対する「私は謝罪する」なる対応


・私は、その男性、つまり、世界女性連合が恥ずかしいと思っている「性差別主義」の聖 
 書に記されているように、極度な苦痛の中に亡くなって行く際、サタンに支配された罪
 のある男女達(=人類)を許して下さいと懇願された、イエス様に、「謝罪」します。


・私は、世界平和女性連合と世界平和家庭連合が改竄したい「性差別主義」の聖書、つま
 り、原理講論と天聖経に記されているように、無数の試練にあっても、サタンの罪を暴
 露され、彼を信じ、真の家庭、国、世界を一緒に創るために勤しむ一人の女性を探され
 た、真のアダムであられる文鮮明師に、「謝罪」します。


・私は、世界女性連合が恥ずかしいと思っている「性差別主義」の聖書に記されているよ
 うに、全ての性的行為は結婚を通してなされ、子供の犠牲に反対し、古代において唯一
 の、人類の人種の利益を維持し、女性と子供の値打ちを引き上げた、神様の基準を見せ
 てくれた、モーセや預言者達のような摂理的な人物達に、「謝罪」します。


・私は、私達の生活を安全に、快適にするために、事故率と死亡率の高い、危険で汚い仕
 事をする熱心な労働者達に「謝罪」します。学卒のエリート達は、彼らが被害者であ
 り、感謝を表明する時間もありません。


・私は、家族を支えるために一所懸命働き、息子・娘達に多くの時間を割き、フェミニス
 ト(性的男女同権論者)の評価が無く、男女の関係を悪化させても、夫人達に誠実な、大
 多数の夫達に「謝罪」します。


追伸:さらに、フェミニストの考えが如何に、家庭を蝕み、健全な男らしさを失い、男女共に傷つけているかを知るには、http://boycrisis.org/を見て下さい。


リチャード・A・パンザー, 2018.4.1


 私は、創世記37章から47章にある、ヨセフの路程について語りました。彼は、兄達によって、奴隷として売られました。主人ポティファルの妻が、レイプされそうになったという嘘を言って(女性は嘘をつかないと思いますが…)、彼は3年間、投獄されました。彼は、神様が自分の命を守ってくれているかどうか、苦悶したに違いありません。彼は最終的に、神様への信仰によって勝利しました。
 家庭連合は古くて役に立たないと思っていますが、原理講論に記されているように、ヨセフの生涯は、イエス様と再臨主の歩まれる典型的な路程です。それは、指名された後継者である亨進ニムの路程でもあることは、歴史が示しています。彼は、アボニムのみ言と遺産を守るために、全てを放棄しようとした時、その位置から追い出され、不従順という虚偽を言われました。
 私達各々は、サタンが私達の信仰と霊的な生命を断とうとする、このような疑いの暗い期間を抜けなければなりません。忍耐強く、そして神様との関係を更に深堀りすることによって、私達は、勝利し、「栄光の冠」を授けられるでしょう。
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 4月6日(金)、愛するアンジェラ・シュミット姉の生涯を讃える聖和式が執り行われました。アンジェラ姉は、夫のハービック氏と共に、オーストリアの故郷を離れ、ペンシルベニアに来て、アボニムから指名された後継者、天一国二代王、亨進ニムを強力にサポートしていました。


<鷹の目>
 アンドリュー・ウィルソンのように、美辞麗句、詭弁そして論理の飛躍をもって、「独生女」を正当化しようとする人物もいますが、虚偽はいつか正体が暴かれるものです。キリスト教の教理においては、論理の飛躍は少なくありませんが、霊的な三位一体が確立されていますから、聖霊の役事が今も、継続しています。「独生女」と「天の父母」論は、四位一体のような荒唐無稽な論理に至るのでしょうか。そこに、聖霊の役事があるとは思えません。


 カール・マルクスが共産主義を構築していった背景には、彼の心理、性格、個性や人生観、世界観、歴史観などの内的要因があり、また、当時の政治的、経済的、社会的あるいは宗教的な状況などが、彼の思想形成に複雑に関係しています。マルクスの両親は、ユダヤ教からキリスト教に改宗しています。改宗しても、当時のプロシアでは、ユダヤ人は、差別を受けていました。そして、ユダヤ人からも、改宗故に、蔑視されたことは想定されます。このように、マルクスの幼少期の家庭環境は複雑で、彼は、孤独感、疎外感、劣等感、屈辱感、敗北感などにさいなまれていたことは、容易に想像されます。彼のこのような心理は、やがて、反抗心、復讐心に転化し、闘争的な意識と性格を形成したと思われます。彼は、産業革命後の当時の悲惨な社会状況を鑑みる時、暴力革命をもってのみ、社会構造を変革することができ、理想社会が実現できると夢想しました。しかし、実際に共産主義を標榜し、革命を起こした国は少なくありませんが、世界中どこにも、理想の国はできていません。共産主義は、膨大な理論体系を構築しても、多くの自己矛盾を内包した虚構です。虚構から、理想社会が形成されるはずはありません(李相軒、共産主義の終焉)。


 真理は、もっと単純な所に隠されています。神様が人類始祖アダム・エバに与えられた三大祝福の完成こそが、理想天国に通じる道です。あらゆる手段によって、人間に、三大祝福を全うさせないようにしてきたのが、サタンです。アボニムは、まず、三大欲望(食欲、眠欲、性欲)を克服することを強調されました。


 イエス様は、三年の公生涯を歩まれました。洗礼者ヨハネ(=ユダヤ教の全基盤)を失い、当時の社会の底辺の人達を集め、福音を説かれた道は苦難の連続でした。それでも、いつも神様に感謝し、神様を賛美し続けたイエス様でした。アボニムは、金百文ら(=キリスト教の全基盤)を失い、興南で約三年の地獄を通過されました。獄中の最悪・最低の立場で、弟子を復帰されて、イエス様の公生涯を蕩減復帰されて、いつも神様を励まされたアボニムでした。亨進ニムは、アボニムが残して下さった基盤を全て、奪われました。涙しかないような処から出発されました。そして、今は艱難の七年路程を力強く歩まれています。創世記に記されたヨセフ(=ヤコブの息子)の路程は、中心人物の歩むべき典型路程を象徴的に表示してくれています。信仰に入った私達にも、内容や程度の差はあっても、それぞれ、苦難の路程があると思います。いつも神様に感謝し、神様を賛美して、越えていきたいものです。

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