サンクチュアリ週刊ニュース

主に,米国サンクチュアリ週刊ニュースの和訳です.

摂理的同時性,70年代と今 2018.4.24



「心の貧しい人々は幸いである.天の国はその人たちのものである.…」…マタイ5:3


私は,宗教指導者です.ウォーター・ゲート事件の危機に臨んで,私は,アメリカの意識をキリスト教精神に戻すことを望みました.ウォーター・ゲート事件が,共産主義者にとってのみ,都合のよい事件であることを,私は知っていました.もし,アメリカが,ウォーター・ゲート事件によって,完全に麻痺させられていたら,共産学生が,キャンパスから(社会に)あふれ出ていたでしょう.例えば,コロンビア大学においては,白昼堂々と共産学生によるデモが行われており,共産主義者のポスターを貼り,ビラをまき,盛んに宣伝活動をしていました.
 共産主義者達が,実際に,アメリカの大統領選挙に参加しました.彼らは,自分達に都合の良い人を送り出そうとして,必死で努力したのです.ニューヨークでも,私達のワールド・ミッション・センター(ニューヨーカー・ホテル)の前でも,カーターのために,左翼のデモがありました.左翼は,人としてのカーターに興味を持ったのでしょうか.全く違います.カーター政権は,特に,用心深くしなければなりません.アメリカ人でないグループがあり,状況を見て,カーターを説得し,彼が,自分達の利益になるように動くことを,虎視眈々と狙っているからです.
…文鮮明師「摂理的歴史の光の中にあって」,1977.2.23,ニューヨーク,ワールド・ミッション・センター


原理における重要な概念は,「摂理的同時性」です.アボニムの40年間のみ言を読み直して見ると,今,私達が直面しているように,分断国家となり,ANTIFA(反ファシズム)のデモ隊が旗を振って,ハンマーと鎌を描いたマスクを着けている状況と,70年代に,アメリカが,東南アジアにおける共産主義の拡大に悩まされ,国内では,共産主義者達による国への侮辱と憎悪が学内で叫ばれていた状況は,驚くほど類似しています.
 まさしく,その時に,東アジア出身の宗教指導者である文鮮明師が立ち上がり,アメリカが聖書の根本に戻るように言われました.そして,「許せ,愛せ,団結せよ!」と言って,非難にさらされている(ニクソン)大統領を支持しました.あっという間に40年が過ぎ,アボニムに指名された息子(亨進ニム)は,これらの問題を直接語り,ユダヤ-キリスト教基盤に戻る必要性を語っておられます.最後の40年間の,全ての血と汗と涙と勝利の後に,分断国家の期間を繰り返す必要があるのかと,疑う人がいるかも知れません.しかし,それは,恐らくアボニムが聖和(逝去)された後に,摂理的に重大な失敗があったことの反映と思います.
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聖日の説教において,亨進ニムは,聖書は,血統間の戦いの物語であり,サタンの血統間の戦いの物語であると説明されました.彼らは,自分達を世界への神様の贈り物と考え,実際には,人を支配しようとする,共産主義やナチズム,独裁者達であり,中央集権を執っています.彼らは,ダーウィン派の優生学のような,政策科学(agenda-driven science)を発達させました.嘘の世論調査で人々を,不道徳な中央支配を含めて,思い通りに操作しようとしています.


                                      鉄の杖の王国13, 2018.4.22 文亨進師
                                            https://vimeo.com/266184241


サタン的な王国は,地球を相続し,支配するキリストの共同相続人によって,取り換えられようとしています.彼らは,王と王妃の血統と領土と自己防衛の権利を所有しています.地上に再臨したキリストであっても,力の乱用がないかチェックし,バランスを取ることが重要です.亨進ニムが指摘されるように,銃の射程距離が,皆さんが今までいた中で,最も礼儀正しい場所です.私達は,脅されたり,怖がる必要はありません.力の行使について,誤用がないように謙虚に学ぶことが必要です.私達は,神様の栄光のために,平和警察・平和軍の理想によって,他を守り,導かれるべきです.
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<鷹の目>
アボニムは渡米されて,間もなく,1972.2から,全米と英独で,後に「希望の日」の講演と言われている,数々の講演を精力的に挙行されました.米国における3年目の総決算(イエス様の公生涯3年間に匹敵する)のような形で,MSG(マディソン・スクウェア・ガーデン)において,堂々と語られたアボニムと通訳をされた朴普煕(パク・ポーヒ)先生の精悍なお姿が,脳裏に焼き付いています(1974.9.18).1974.5に発刊された「希望の到来」という冊子が,小生の手元にあります.アボニムが全米各地で講演された,三日ずつの講演内容をまとめたものです.今,拝読しても内容の新鮮さは変わりません.アボニムのみ言は,まさしく真理であるという証左です.


韓半島は,70年以上も分断されたままで,今や世界に例を見ない状況となっています.喫緊に,南北首脳会談が開催されるようですが,人間の思想を中心とした統一は,神様の願いではないと思います.半島の分断自体が,善悪の表示であり,神様とサタンが対峙する状況です.神様が取れないものは,サタンが取るのでしょう.南北融和は,社会主義,共産主義への傾倒です.強力な反共路線を推し進めてきた朴正煕大統領や全斗煥大統領の時代が,懐かしく,思い出されます.日韓関係がギクシャクしていても,彼らの断固たる意志と行動によって,韓国が反共の防波堤となって,日本は守られて来たと思います.彼らのような強い指導者の出現・再来を期待します.

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