サンクチュアリ週刊ニュース

主に,米国サンクチュアリ週刊ニュースの和訳です.

康賢實オモニム「アボニムの決意」



2017.3.2


拝読: マタイ5:12


喜びなさい.大いに喜びなさい.天には大きな報いがある.あなた方より前の預言者達も,同じように迫害されたのである.


今日は,ずっと前に,アボニムが決意されたことを語りたいと思います.彼は,「私を監獄が待っていたとしても,私はこの道を行かねばなりません.あらゆる迫害が待っていたとしても,私はこの道を行かなければなりません.」アボニムは,神様への完全な忠誠をもって歩まれました.そして,全員がこの道を去っても,彼は続けることを神様に誓いました.


アボニムは,いつも,反対者の子供達に見せられるものを築こうと決意されました.アボニムは,反対者が自発的に来るようになるための最高の戦略は,二世,つまり彼らが愛している子供達を抱き,彼らを愛することであるとご存知でした.既成教会の牧師や説教者がアボニムに反対する時,彼らの子供達はしばしば,彼に従いました.


アボニムは,寝ても覚めても,いつも生涯のゴールに集中されました.そして,事態が難しい時はいつも,背後で働かれる神様のことを考えました.そして,神様に祈られました.「私は,あなたと全人類を解放するために,この責任を果たさなければなりません.」「必要なら,私の体を用いて下さい.平和な世界がこの地上に訪れるように私を肥やしとして使って下さい.」


私は,アボニムの涙のお祈りは,イエス様のゲッセマネにおける三度のお祈りよりも,もっと深刻であると,とても強く感じました.アボニムが,全人類の希望のために祈られていたので,神様は,そのお祈りを聞いて,応えられました.クリスチャンの歴史において,実に多くの殉教者達が,喜んで亡くなった理由は,彼らがこの原理を知っていたからです.アボニムは,お祈りは神様が聞かれ,応えて下さると言われました.


神様がいらっしゃるのなら,彼は,聖徒らへの迫害に対応する必要がある,と言う人達がいます.彼らは,「ローマにおいて400年間,キリスト教が迫害されている間,どうして神様は黙っておられたのですか」と聞きます.しかし,迫害は,その宗教が世界に広がって,基準が立てられるまで続かなければなりません.だから,私達は,キリスト教が400年間耐えた迫害に感謝します.キリスト教は世界の宗教となりました.


アボニムがキリスト教の基盤の上で,世に登場されたのは,第二次世界大戦の後でした.当時,キリスト教は,メシアの御言葉を聞き,従う必要がありました.キリスト教の将来,キリスト教の生死は,彼らがメシアの御言葉を聞くか否かに掛かっていました.でも,誰もそれを信じられませんでした.それを信じるためには,彼ら自身を否定しなければなりませんでした.彼ら自身とその家庭と信仰を否定した後にのみ,彼らは,理解できる位置に立ち得たのです.


メシアは,聖徒らが今まで信じていたようなタイプの信仰を持って来られませんでした.殆どのクリスチャンは,メシアが,彼らの個人的な願いや希望を満たすために来られると信じました.彼らは,自分達の個人的な願いに染まった眼鏡をかけていました.

メシアは,天宙のために来られます.人類は,自分達の基準では,彼を理解できません.彼は,その基準より遥かに大きいからです.彼が語るのは,30年か40年後に,或いは永遠に起こることです.そのことが,メシアが来られる時,彼のみが再び迫害され,反対される理由です.それが,アボニムが何度も生死の路程を歩まねばならず,責任を果たすために,大きな困難を通過しなければならなかった理由です.


アボニムは,興南収容所に収監されました.そこは,悪なる共産主義者帝国(支配)の中心部でしたが,そこでも,彼は神様の御言葉を伝えました.別の場面では,アボニムは,クリスチャンを無視したということで,ソウルの西大門刑務所に収監されましたが,彼はそこでも,神様の御言葉を広めました.ダンベリー刑務所に送られた時も,再度,刑務所にいても,摂理は妨げられないと言われました.そして,彼はワシントンタイムズ,韓国では鮮文大学,そしてブリッジポート大学を設立されました.ダンベリー刑務所の接見室は,彼が摂理を指揮する事務所となりました.


アボニムは,六度にわたる投獄の経験は,彼が世界の所有者の位置にあったために,生じたことをご存知でした.彼は,六度の投獄期間は,天によって与えられるメダルまたは賞になるとも考えました.アボニムは,為さなければならないことの実行に責任を持てる唯一の人がご自身であることをご存知でした.だから,彼はいつも,心の中でこの決意をされました.


今日,私は皆さんに,アボニムの御考え,お命を危険に晒された決意,そして神様のみ旨を果たすためにご自身を犠牲とされたことについて語りました.私達も,同じ決意をする必要があります.私は,今日皆さんに,アボニムが仕事を始められた時の決意と地上における生涯を通じて,維持された決意について,語りました.


どうもありがとうございます.


ビデオ: 

22分頃からご覧ください.




<鷹の目>
私達もよく知っているように,アボニムの動機と決意は,単純なものでした.アボニムは,神様の願いを果たし,神様を慰労してあげたいと考えられました.このとてつもなく偉大なお考え一本で生涯を歩まれたと思います.大勢において,他のお考えはなかったのではないでしょうか.アボニムは,どんなに迫害されても,ご自身を犠牲にされても,一度,神様の前に決意されたことを貫徹されました.康オモニムは,私達も,同様の決意をして,それを維持しなければならないと言われています.


私達が,伝道されて御言葉を知り,み旨を知った時,神様のために立ち上がる決意をしたはずです.しかし,私達は弱く,アボニムのように初志貫徹することは,なかなか難しかったと思います.事情に悩んだり,日常の雑多なことに患うことが多かったと思います.しかし,神様はいつも私達の事情を全てご存知で,それでも,私達が神様の願いに立つことを期待されているに違いありません.そして,神様の御心情に相対できる人達を探しておられると思います.


アボニムが聖和された以降,様々な異常な挙動が勃発しましたが,私達は,組織的な信仰を隠れ蓑にするのではなく,自ら信仰の本質をいつも質して,アボニムが生前,私達に残して下さった御言葉を学び,実体化し,示して下さった伝統を守り抜きましょう.その先頭に立っておられるのが,二代王様と王妃様です.

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