サンクチュアリ週刊ニュース

主に,米国サンクチュアリ週刊ニュースの和訳です.

康賢實オモニム「天国における市民権」


2017.3.10



聖書拝読: フィリピ3:20


しかし,私達の本国は天にあります.そこから主イエス・キリストが救い主として来られるのを,私達は待っています.


今日は,皆さんに「天国の市民権」についてお話をします.私達は,人類の堕落は,彼らの不信仰から生じたことを知っています.この点は全ての宗教に共通です.つまり,全ての宗教は,救われるためには,信じなければならないと説いています.


人間の希望は,神様が私達の父であることを信じることができ,彼に侍ることができ,私達の父として,神様と共にあることです.神様が私達の父であることを知ることができ,彼に侍ることができ,私達の父として,彼を体験できる人達にとって,これらのことは,体験できる限りない恩恵です.


私達は,神様が生きた神様であることを知りたいのです.これは,重要なポイントです.一人の日本のメンバーが昨日,私を訪ねてくれました.私は彼女に,神様が生きた神様であるというこのポイントを話しました.その人は,神様が生きた神様であることを体験していなかったので,とても驚きました.彼女は人生において,神様が生きた神様であることを決して感じませんでした.その人は,この話,つまり,神様は生きた神様であるという事を聞くことができ,とても幸せになり,嬉しくなりました.彼女は言いました.「もし,私が神様は生きた神様である事を,感じられ,体験できるなら,私の人生は変わるでしょう.」


今朝から,神様が生きた神様であることを信じましょう.神様が私達と共にあり,私達は神様から何でも相続できる事を知り,体験しましょう.そして,私達が神様の子であり,地上に生きている時に,真の父母様の愛を受けられる子女である事を体験できれば,それより素晴らしいことはありません.


私達は,祝福を通して神様の真の愛を受け,神様の子女となった位置に立つ必要があります.私達が,そこに立つことができれば,私達の市民権は天国にあります.だから,私達の市民権は,天(霊界)にあります.私達がそれを感じ,理解出来たら,私達の人生に大きな希望を与えてくれます.


私達がある国の市民なら,私達は国に関する明確な権利を持つ筈です.誰かが,「私は米国の市民である.」と言えば,例えば,その人は,明確な権利を有し,国故に,安全を感じるでしょう.世界中の国々も,彼の米国市民権による確かな権利を,彼に与えます.


誰かが天国の市民なら,その人は,神様の隣に,アボニムの隣に居て,アボニムと一緒に居る圏内に行く権利があります.故に,自分が天国の市民であると信じられる人は,天国における確実な安全を知っており,本当に祝福された人です.


私達が天国の市民であるという確信と信仰を持つことは,とても重要なことです.私は,天国の一市民であることを信じ,理解して,いつも生きてきました.


韓国である時,このような確信と信仰をもって,通りを歩いていました.ある老人に会いました.その人は占い師でした.彼は,人の骨相と顔(人相)によって,運を占っていました.彼は,私を見て言いました.「あなたは,内に偉大な真理を持っている人です.」この人には,ある種の霊性があるはずであり,彼はその霊的方法で私を見ることができたことに驚きました.


また,ある時,韓国で通りを歩いていると,焼き芋を売っている女性に会いました.彼女は言いました.「あなたが歩いているのを見ると,実際は,歩いていません.飛んでいるように見えます.まるで,飛行機に乗っているようです.」私は,一人で笑いました.


私は,この人達に自分のことを説明する必要はなかったです.彼らは,私を一目見ただけで,私がどういう人間かを知っていました.彼らは,それを見て,感じました.神様がそれを彼らに見せて下さったことに感謝しました.


また,ある時,私はお腹が空いて,家に帰る前に,何かを食べるべきだと感じました.レストランに入って食事を頂きました.お金を払おうとすると,レストランの主人が言いました.「いいえ,あなたは払う必要はありません.反対側に座っている若い人が,もうあなたの食事の代金を払いました.」私は,「えー,驚きです.」この若者は,私とは関係がありませんでした.私は,神様がいつも共にいて下さり,私の世話をして下さっていることを感じました.


これらの事は,他の人達には信じるのが難しいし,本当ではないと思われるでしょうが,私は,人生において,しょっちゅうそのような体験がありました.


別の時,私はレストランに行って,とても高い食事をしました.代金を払おうとすると,オーナーが「いいえ,もう支払い済みです.他のテーブルに座っている男性が払いました.」と言いました.そして,私はもう一度,神様が共に居て下さることを感じました.私の市民権は,地上のサタンの王国や国にはなく,天にあることを感じました.事実,天国においては,私は神様と共にあって,神様が私と共に居て下さり,そのように私を助けて下さることを感じました.


従って,今朝は,私達の市民権は天(霊界)にあることを全員信じましょう.私の言う「天」とは,空の上の何処かではありません.私達の市民権は,天と共に,神様と共に霊界にあります.私達が,それを信じ,知って,確信すれば,神様が私達と共にいて下さるでしょう.


今日のこの放送を見ている皆さんが,天国の市民として人生を生き,市民権が天国に記されている民として生きられることを願います.


一例を語ります.私に実際に起こったことです.韓国の忠清南道の公州市を一度訪ねました.アボニムは国中を回り,クリスチャンの牧師,教団で説教をする男性と女性,更に霊的な人達に会うように指示されました.そして,私は,数回,韓国中を回って,このような人々に会いました.


公州市を訪れました.通りを歩きました.誰かが反対側から来ました.私は,この人に尋ねました.「夜,貸してくれる部屋がありますか?」その人は,どうして部屋が必要なのですかと聞きました.「私は,イエス様を信じています.この町を通過しつつあります.私は,ここを出る前に,10日ぐらい伝道をしたいのです.その間,泊まる部屋が必要です.」と言いました.


この婦人は,実際に教会員でした.そして,説教者でした.彼女は「いいです.あなたは,私達の家に暫く泊まれます.」そして,私はそうしました.その人は「私は,ずっと長くクリスチャンでしたが,原理は一度も聞いていません.」と言いました.そこで,私は彼女に,原理を講義しました.彼女は,「はい,あなたの語るいくつかのことは,聖書には書いてありませんが,それらを考えると,真理だと思います.正しく,辻褄が合っています.」と説明しました.彼女はとても幸せでした.


私は,そこで原理を講義し,彼女は言いました「これは,実に素晴らしい.あなたは聖書をよく知っているようです.ここから,何キロか離れた所に,一人の男性がいます.彼は,信仰深く,私達の教会の説教者です.行って彼と語りましょう.あなたは,私に教えてくれたことを,彼に語れます.」


この男性は言いました.「あなたが知っているように,私の霊はいつも,とても高いと感じていましたが,あなたを見ると,あなたの霊は,私より少し高いことが分かります.あなたは,実に素晴らしい人です.あなたは,天の秘密を,神様の御心を,神様の理性を知っています.私はあなたに会えて,とても幸せです.」


私は,婦人の家に戻りました.その後,彼女は,私にとても良くして下さいました.高価な米を下さり,多くの肉を頂きました.彼女は,夫が,韓国で最高のソウル大学の教授であると言いました.彼女は,教会の他の教会員達を家に連れて来ました.そして,私は彼らにも,原理を講義することが出来ました.私は,そのように,彼女の家に一週間ぐらい滞在しました.


出発しようとする時,彼女は「少し待って下さい.」と言い,家に戻って,新聞紙に包んだ何かを持ってきてくれました.彼女は「この2カ月,教会に十一条を捧げていませんでした.クローゼットにお金を保管していました.あなたが去るのを見て,私はこれをあなたに上げる必要があると感じました.」そして,彼女は,私に,2か月分の十一条を下さいました.


私は,「頂けません.これは,あなたの献金です.もし,私が受け取ると,神様が私を罰するでしょう.これは,とても恐ろしいお金です.」と言いましたが,彼女は,「私は,これをあなたに上げるのではありません.神様があなたに上げるのです.だから,受け取らなければ,神様の御心があなたを裁くでしょう.」結局,私は頂きました.


同じ忠清南道の天安市に行きました.そこには,私が個人的に面識のある,信仰復興をしている牧師が居ました.しかし,彼は私にとても反対していましたから,私は15ページの手紙を彼に残しました.手紙で,私は「雲に乗ってくる主を待つのは,止めなさい.主は,既に来られています.彼はもう,ここにいらっしゃいます.だから,あなたは主を受け入れる準備をする必要があります.」と書きました.そして,手紙を残して,出発しました.


アボニムにお会いした時,私は体験を全て報告しました.アボニムは微笑んで,言われました「あなたは知っています.自分が私以上に幸せな人です.あなたを知らない人が,食事の代金を払い,あなたにお金をくれました.そしてこのようなケーキを買うことが出来ました.神様はあなたを沢山祝福しておられます.」私達は,くすくす笑いました.


従って,私達の市民権は,サタンの王国や国にはなく,天(霊界)にあることを知り,理解しましょう.私達はそのように生きて,神様に覚えられ,アボニムにも覚えられ,二代王様にも覚えられ,私達は人生を,その市民権を中心に生きるようにしましょう.


どうもありがとうございます.




<鷹の目>
私達の生涯において,天国の市民権を得るということは,神様をお爺さんとして,真の父母様を両親として,私達は子女になることではないでしょうか.この心情因縁がどれぐらい深いかということがポイントと思います.


康オモニムの素晴らしい証です.神様が霊界を通して,オモニムにいつも協助されてきたことが良く分かります.オモニムが,韓国全土を巡回されたのは,1971年からと聞いております.まだ食口も少なかった頃です.当時,限られた日本の食口は,訪韓をしていたようです.アボニムが日本に来られ,大きな願いを掛けられ,直接,特別機動隊(十字軍)を編制されたのが,1972年でした.その後,韓国でも,日本でも,多くの学生青年,壮年婦人が伝道されました.来た人より去った人が多かったかも知れませんが,神様は変わらず,私達一人一人を見つめておられます.そして,時に,私達が何かを決意し,精誠を込めて真剣に祈る時,神様はその祈りを聞かれ,何かを準備して下さる筈です.康オモニムのように素晴らしい証を持てなくても,例え,極小さい実績であっても,私達は神様に感謝し,真の父母様と二代王様・王妃様に感謝しましょう.


アボニムは,私達に御言葉を与えるために,どれ程,犠牲の道を歩まれたでしょうか.真の父母様が立たれて,私達に祝福の道を開くために,如何程の人知れぬ峠を越えられたでしょうか.アボニムの御言葉が,他の言葉で置き換えられたり,覆い隠されたり,祝福とアボニムの伝統が歪められていくことを,私達は看過することはできないし,食い止めなければなりません.

×

非ログインユーザーとして返信する