サンクチュアリ週刊ニュース

主に,米国サンクチュアリ週刊ニュースの和訳です.

実体御言葉集の考察 パートⅡ




「今日,この時,権威の系統は一つでなければなりません.中心,韓国,或いは世界の中心として,統一教会全体は伸長して,大きくなるでしょう.今から,私に代わって,私の仕事をする誰かを残します.現状,教会の食口の中で,信仰の基準或いは,他の道においても,亨進を超える人はいません.皆さん,分かりますか.私は,彼を任命します.」文鮮明,2008.4.16, 韓国


駒場久美子氏と彼女の夫の李勝哲氏が著した「基元節と聖和」に関する先週の議論において,私は,実体御言葉研究グループが,アボニムによる最年少の息子さん,亨進ニムを相続者,後継者とする戴冠を讃えているのか否かの質問を挙げました.この運動に関係する数人の兄弟姉妹達は,本当にそうであると私に確信させ,私もそれが正しいことを期待します.


積極的には,基元節と聖和の著書は,私達に,神様の主権と権威を達成する完成を,各自が推進する事の重要性を思い出させます.日々の実践において私達は,祈祷と彼の御言葉と業績を訓読することを通して,キリストとの関係を維持でき,維持すべきであります.


彼らは,韓鶴子氏の「無原罪独生女」であるという主張を拒否しているのに,どうして,2013年のD-Dayが,天一国開始の日であると信じているのでしょうか.アボニムは,使命を果たされましたが,御自身では出来ない一つの事がありました.2011年に説明されたように,「韓オモニムは,私を昼の神様のトップに立てなければならず,彼女は,夜の神様としての私に侍ることが出来るはずです.それが成されていれば,全ては完結しました.もし,オモニムがそうしないと,私は,その位置に立てません.」


「実体の神様或いは,神様の化身は,夜の神様に侍ります.私は,オモニムをその位置に立てました.彼女は,私が夜の神様に侍ったように,私に侍らなければなりません.彼女は私の肉体のようなものです.仮に,彼女が昼の神様の位置に行ったとしても,夜の神様が,前にいらっしゃる事を知らなければなりません.彼女は,私を昼の神様のトップに立てて,夜の神様としての私に侍ることが出来るはずです.それが成されていれば,全ては完結しました.もし,オモニムがそれを知らなければ,私は,その位置に立てません.」2011.4.12「内的神様と外的神様は分立された実体ではありません」訓読会,聖和宮,ラスベガス


韓鶴子氏は,夫よりも自分を上げました.アボニムが「その位置に行かなかった」ことは明白です.勝利の日になる代わりに,裏切りの日となりました.結果的に,家庭連合によって与えられた「聖酒」を飲んだ人達,或いは,2013.2の儀式に参加した人達は,韓鶴子氏の堕落した血統に接ぎ木されました.


この事実にも関わらず,どうして実体御言葉グループは,どちらの聖酒を飲んだかは問題ではないと言う理由が分かりません.韓鶴子氏の堕落の血統のものには種がありませんが,もう一方のものは,アボニムの信仰的に聖別された血統,キリストの血統から来たものです.「血統転換」は純粋に霊的なものであると言うと,キリストが再臨される中心的な理由は,イエス様が初臨において果たせなかった完成した祝福結婚と堕落していない血統を確立することであったという事実を無視することになります.


聖酒そのものに価値がないのなら,キリストと聖霊は,既に2,000年前に来られているので,キリストの再臨の必要性も殆ど無いか,全く無いことになります.クリスチャン達は,洗礼を受け,聖餐を受けるように命じられているので,再臨のキリストに侍る者達は,聖酒を受けることによって,内外共に彼の血統に接ぎ木されなければなりません.特に,2017.9.23に行われたアボニムと康賢實オモニムの完成期の祝福と2018.2.28の完成期の生命の書入籍祝福が行われた本当のD-Dayを通して,適格となった者達は然りです.


更に見落としているのは,私達の時代の中心人物の役割と,何故アボニムが亨進ニムを後継者に任命されたのか,そして,お孫さんの信俊ニムを,将来の三代王に選ばれたかという議論です.アボニムは説明されています.


「この地上に居る実際の父の肉体の代身者が,常に居ることになるでしょう.一つの世代から他の世代へと.地球が回っている軸があるでしょう.ここに居る皆さん全員と,世代の全員がそのようになるでしょう.」….文鮮明,神様のみ旨と世界,1985年,649ページ


他の点では,実体御言葉グループは,神様の国は,文字通りの国ではないと主張している事が気になります.著書の172ページに,「神様の国は,見えるものではなく,新しく生まれなければ入ることも出来ません.実際には,地球上の何処かにある国ではなく,聖霊による国です.」174ページには,「(その国には)国境がなく,その起源は神様に繋がっています.権力や財産,軍事力によって建てられる国ではありません.唯一,真の愛によって建てられます.」


神様の最終的なゴールは,世界全体の復帰であり,実際には,全天宙の復帰であることは真実ですが,アボニムが,現実の主権国家を模索されたのも,明白です.

「神様が選択される一国を見出せないのなら,全世界を神様のみ旨の下に一つとする他の国々も持つ事はできません.」….文鮮明,復帰の真の道,1-11-72.


「この感覚において,皆さんの信仰が如何に未熟であるか,原理から如何に遠いかを,気付くべきです.皆さんの内,何人かは,初めてこの集会に参加しているとしても,彼らは慰められ,彼を中心として,喜びを感じるでしょう.しかし,神様の国が,皆さんの心の中にあり,神様は皆さんから喜びを感じても,神様の国が地上に達成されるという意味ではありません.それは,個人的な神様の国であって,神様の国の全部ではありません.この観点から,神様が願うのは,個人的な神様の国ではありません.それを見ても,神様は喜ばれません.一人の人が喜べば,国が達成されたと言えますか.」….文鮮明,地上生活と霊界Ⅱ,神様の国の理解(パートⅡ)


駒場グループの主張が,真の愛は,権力や財産,軍事力とは関係がないと言うのなら,彼らは,以下の声明をどう説明するのでしょうか.


アボニム,2011年,射撃ショーにおいて,
「全ての統一食口は,今,銃に関心を持たなければなりません.私は生きている内に,銃の事業をします.何故,私は銃に熱中しますか.サタン世界は,銃で征服しました.銃で世界を制覇することが,私達の目的ではありませんが,私達は武装し,強い防護柵を作らなければなりません…将来の世代は,何故私が銃に興味を持ったのか,疑うでしょう.サタン世界の攻撃から,私達を防護するための防護柵を作るために,私達は,銃が絶対に必要です.それが,私が銃に関心を持つ理由です.」….混沌の時における組織と救済,トゥデイズ・ワールド,2011.12.


最後の質問です.アボニムが銃を手にした写真の銃は,悪の凶器ですか,それとも真の愛の器具ですか.



<鷹の目>
聖酒に対する麻痺が私達にもあった事は事実です.何度も聖酒を頂き,感覚が麻痺していました.駒場Gは,その延長にあるようです.2012.1にアボニムが果たせなかった完成期の祝福は,2017.9.23に二代王様によって達成されました.そして,真のD-Dayである2018.2.28には,完成期の生命の書入籍祝福が成されました.アボニムの遺志と伝統はこの流れの中にあります.アボニムの血統を受け継いだ正真正銘の聖酒は,サンクチュアリにあります.他の組織にはないと思います.聖酒は,誰によって,どういう経緯で作られたかが重要です.出所不明の聖酒は頂かない方が賢明でしょう.


「神様の国は,見えるものではない.」ずっと前に,家庭連合会長をされていたO氏が同様の内容を寄稿していました.小生は,その時にも大いに疑義を抱きました.イエス様は,天国の到来を告げましたが,その天国は見えない国だったのでしょうか.アボニムも,ずっと天国,天一国を謳われ,例え一日でも良いから,天一国に住んで見たかったと言い残されました.これも,目に見えない国ですか.妄想はもう止めましょう.心の中にある天国,霊的な国など幻想に過ぎません.左翼の人達が抱く共産主義のユートピアに近いものです.建国には,主権,国民,国土が必須です.これらを形付け,維持し防護するのは,理念と武力です.アボニムは,神主義を提唱され,武力の重要性を何度も強調されました.

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