サンクチュアリ週刊ニュース

主に,米国サンクチュアリ週刊ニュースの和訳です.

アボニムの涙(4)





4.アボニムと文亨進ニム


1)三代王権


最も深い愛の形は,父子の間にあります.誰かが,彼の生命を諦めて,その全ての愛を注ぎたいのは,父から子へ,或いは,子から父への愛でしょう.このため,二人が一つとなれば,天宙も二人を引き離すことはできません.(天正宮,2009.12.6)


ここで,アボニムは,最も重要な愛の定義は,父子の関係であると説明されています.この中で,アボニムは,天宙でさえもアボニムと代身者文亨進ニムを引き離すことが出来ないと言われています.このため,アボニムは,本当に亨進ニムと一緒に住んでおられます.悲しいことに,家庭連合の幹部達は,天宙もできない事,つまり,父子を引き離し,分けようとしています.


アボニムは,文亨進ニムを,彼に続く摂理のための代身者として選ばれました.アボニムは,亨進ニムを直接,当時の世界会長,代身者,相続者として,委任されました.彼は,これを3回の戴冠式を司式する事によって挙行され,全天地に亨進ニムが後継者であることを宣言されました.


アボニムが決められた後継者は,人が気ままに変えることはできません.オモニムでも,これを拒否し,否定する権能はありません.アボニムの決定は,王の王の意思です.更に,この決定の頂点において,アボニムは信俊ニムを三代目の相続者とし,三代王権を確立されました.


そこで,何故,亨進ニムは,天正宮を離れなければならなかったのですか.その理由は,彼が代身者であり,相続者であるからです.何故,文國進ニムは,排斥され,米国に強制的に行かされましたか.それは,彼が統一財団グループの理事長だったからです.


家庭連合の幹部達は,アボニムの子女様は,全員5%の責任があると主張しています.私は,それを否定するつもりはありません.しかし,実際に,アボニムが相続者を決めた時,彼は,自身の責任分担を既に完成した人であった筈です.アボニムの7人の息子さん達の中で,文亨進ニムは,彼の責任分担を勝利しておられました.それ故に,アボニムは,彼に祝福を遺贈し,彼を代身者,相続者に決定されました.


それは明確ではないですか.万王の王の戴冠式において,亨進ニムは,勝利しておられたから,アボニムの聖衣を纏い,祝福の権能を相続しました.連合の幹部らは,彼に祝福が遺贈された後も,彼には何か果たすべき責任分担があったと言いますが,これは論理的に言って,意味のある事ですか.戴冠式が挙行された後で,どのように皆さんは責任分担をチェックしますか.誰かが戴冠されて,皆さんは,彼らが責任を果たしているか否かを見て,もし,彼らが果たしていなければ,皆さんは,彼らから王冠を戻すのですか.


家庭連合の公務員らへのスピーチにおいて,アボニムは,可能な方法によって,亨進ニムは優れており,信仰においても実績においても,他の人を越えていると,宣言されました.それにも拘らず,多くの食口は,連合の幹部らのずる賢い,陰険な論理によって,取り込まれています.これは,原理です.人は,責任分担を完成した後,相続者として祝福されます.しかし,アボニムは,亨進ニムが,彼の責任分担を完成したと認識しても,韓鶴子氏は,同じ認識ではありません.アボニムが亨進ニムを認めたのに,オモニムは,今,彼を否定しています.彼女の息子を調べるためにオモニムが用いる責任者は,アボニムに用いられた人とは違うようです.しかも,事実に反して,家庭連合は,「真の父母は一体」である,彼らは一体であると言い続けています.


相続者への祝福は,責任を果たした人に与えられます.これは,原理です.立ち止まって,その事を考えて見ましょう.アボニムはいい加減な,出鱈目な方法で,摂理を指揮される方ではなかったです.アボニムの三男の文顕進ニムは,後継者にはなれませんでした.私見では,彼は,自身の責任分担を,多分,勝利できなかったためだと思います.


そして,勿論,真の子女様として生まれることが,自動的に完成することを意味する訳ではありません.真の子女様は,自身の責任分担を完成し,個人と家庭の完成を果たすことによってのみ,創造の所有権を得ます.これが,真の父母様が将来の世代に繋がる理想の方法ですが,真の子女様として生まれた方は,摂理が皆さんによって自動的に連結することを保障する訳ではありません.


実際には,サタンが地上を支配しているため,真の子女様達は,連続的にサタンの攻撃の対象となりました.イエス様でさえも,サタンの試練を受けられました.そして,アボニムが説明されたように,真の子女様達は,摂理的な犠牲として,良く終えられたかも知れません.何故ですか.サタンは,真の家庭を破壊するために,絶えず攻撃の上に,攻撃しました.残念ながら,真の子女様達は,最も険しい試練と苦難の対象とされました.次男の興進ニムは,早くに聖和されました.栄進ニムと孝進ニムが彼に続きました.他の子女様達も,各々,とても大きい試練と試験を経験されました.


それにも拘らず,真の父母様の勝利を,後の世代につなぐ子女様がいなければ,摂理は,断ち切られ,中断されます.私達の驚くべき幸運として,七男の亨進ニムは,揺るぎない焦点を維持し,最終的に自身の責任分担を勝ち取られました.凄まじい基準の内的,外的な修練と訓練によって,彼は孝侍の基準と心情の完成,更には夫婦の一体を果たしました.そして,アボニムは,彼にご自身の権能を与える事が出来て,彼を相続者,代身者,そして,天宙の摂理的な遺産の中心者とすることが出来ました.


エデンの園で起こったことを考えて見ましょう.長成期完成級に居たエバは,天使長の誘惑に陥りました.彼女は,善悪を知る木の果を食べて,堕落しました.堕落したエバは,逆にアダムを主管し,アダムを堕落させて,アダムは堕落した夫となり,エバは堕落した妻になりました.堕落したアダムとエバは,堕落した夫婦となり,カインとアベルは堕落した家庭で生まれました.神様は,この息子達に,信仰基台と実体基台,つまり,メシアを送ることの出来る基台を立てるように働かれましたが,兄のカインが弟のアベルを殺害し,これによって,アダムの家庭における復帰は失敗しました.


家庭連合の食口達は,文亨進ニムがオモニムに不孝であると言いますが,この主張は,事実ではありません.


もっとよく見て見ましょう.現況のネクサス(連結)は,アボニムです.私達が直面している中心的な問題は,私達が彼の御言を守っているか,それとも捨てているかです.私達は,アボニムが残して下さった教え,手順,そして,原理を存続しますか,それとも,破棄しますか.


このシナリオの中心は亨進ニムです.オモニムは,アボニムと共に真の父母様であった本来の位置を離れました.亨進ニムは,オモニムに不適切に侍っている家庭連合の幹部達を非難しています.


非難の核心的な問題は,私達が,メシアの意思と方向に付いているかという事です.家庭連合の本部は,焦点を外して,「オモニムに対する不孝行」を問題の中心にしようとしました.


文亨進ニムは,王位のために,オモニムにしつこく言ったり,困らせたりしましたか.彼は,財産や富は与えられたと要求しましたか.彼は,オモニムを教会組織から放り出そうとしましたか.社会の外に.彼は,自分がメシアであると言いましたか.


いいえ,実際には,文亨進ニムは,このような事はしていません.彼が唯一行ったことは,「アボニムの御言,教え,手順,そして,原理を変えないで下さい」と言った事です.


今,彼は,サタンの主管下に落ちた家庭連合の全ての食口達に,アボニムの権威圏に戻るように警告するしかありません.彼は,家庭連合本部の行為を非難しました.アボニムの時代は終わり,今はオモニムの時代であると言っている人達の事です.亨進ニムは,言われました.アボニムの聖和は,アボニムの仕事と活動が終わったことではありません.実際,イエス様が十字架で亡くなられた後,彼の霊的な活動は起こり,とても強い方法で,ローマ帝国は屈服しました.これが,彼が全力で私達に訴える理由です.だから,私達は,メシア,アボニムが,彼の霊的な活動を指導できる基台を破壊しません.


これらの全ての行為は,アボニムの意思と目的を存続する為にしている事は明らかです.亨進ニムが,天正宮における不正と少しだけ妥協すれば,教会組織の中で後継者の位置を存続できたことを知っていたと,あなたは思いませんか.彼が,単純に目をつぶり,何が行われているのか,知らない振りをしたら,オモニムが聖和した後,彼は統一教会で最も強い人になれたでしょう.彼は,天正宮の主人となり,全統一家に対して権威を持ち,統一グループの全資産を支配できたでしょう.


それにも関わらず,亨進ニムは,原理を支持することを選択しました.つまり,御言,教え,手順,そして,王の王,アボニムが立てられた秩序が干渉されない様にしました.深い責任感をもって,彼は,全ての力,富,世界的な名声を失ったとしても,メシア,救世主,王の王が立てた伝統を存続するために,大胆に,自分の意思を貫きました.これは,皆さんが言う不孝行ですか.私はそうは思いません.その代わり,私達は,真実が何かを知るべきです.忠孝の本質であり,鏡です.亨進ニムは,本当の孝行息子です.そして,その為に,彼は迫害されています.


アボニムが聖和された後,亨進ニムは全ての公的な位置を放棄して,米国に行かざるを得なかったのです.彼は,天正宮を去り,直ぐに,イーストガーデンにも居られなくなりました.遂に,彼は,ペンシルベニアの片隅に,辛うじて行くことになりました.


皆さんは,亨進ニムの状況を本当に考えたことがありますか.荒野に行くしか選択の余地がなかったことをどう思いますか.亨進ニムは,全ての力と栄光を捨てました.そのため,彼は,アボニムを守り,存続することが出来ました.この路程に対して,誰が,真の父母様への反乱や反抗だというレッテルを貼れますか.それは,中傷的な批難です.メシア,王の王によって,代身者,相続者として祝福されながら,亨進ニムは,御自身が,アボニムの摂理を存続し,守れる唯一の人間であるという状況を知りました.孝子の中の孝子として,彼は,全てを捨てなければならなくても,アボニムの意思と伝統を防護する為に立ち上がりました.彼に対する全ての中傷誹謗を,どうか信じないで下さい.彼の説教を聞いて下さい.


私達の今の環境を考えると,私達は,アボニムが残された教え,組織的な体制,そして,天宙の秩序を守り,存続させることが出来ますか.私達は,これらを,数千代の将来の世代に継承出来ますか.それとも,アボニムの御言と遺産は修正されますか.編集ですか.変更ですか.彼らは,アボニムの最期の仕事の捩じれたバージョンとしてのみ残しますか.歴史のスケールにおいて一瞬発した音となりますか.そして,アボニムは,時が過ぎれば,次第に忘れられる人になるのですか.


それは疑問です.私達は,分かれ道に直面しています.私達は,天の血統を存続させ,メシアの意思を防護し,それらを後世に継承しますか,それともしませんか.理由があります.本当の問題は,母と息子の権力闘争であるという話を前面に出す人が居ますが,彼らはスピン・ドクター(情報操作者)です.それは,本当の問題から注意を逸らせる策略以外の何物でもありません.


皆さんが,家庭連合の本部が正しいという立場にいるのなら,皆さんは,亨進ニムの主張に立ち向かって,それらがどのように正しいか,間違いであるかを示すべきです.「亨進ニムは不孝者だ」とか「亨進ニムは怒りやすい」などという感情的な言葉を発して,問題から避けているのは,臆病です.石のような沈黙で,亨進ニムの主張を唯,或いは正に回避しても,その間,教会の食口らは光景の後ろに残されています.


現況の本質と核心は,アボニムご自身の周りの人達を変革します.
誰が,アボニムのお命を最期まで守り,存続させましたか.誰がアボニムのお命を人為的な理由で,終わらせようとしましたか.
誰が,アボニムが残された祝福の伝統を存続させようとしましたか.そして,誰が,アボニムの祝福の伝統を実際に変えましたか.
誰が,アボニムの八大教本を存続させようとしましたか.そして,誰が前に出て,アボニムの教えを修正し,編集し,変えましたか.
誰が,アボニムによって確立された血統を存続するために投入しましたか.そして,誰が,アボニムの血統を否定しましたか.
誰が,アボニムによって確立された代身者と相続者を防護し,存続しましたか.そして,誰が,アボニムの代身者と相続者を追放し,追い払いましたか.


皆さんは家庭盟誓を覚えていますか.あなたは,第3節を暗唱しますか.
天一国主人,私達の家庭は真の愛を中心として,四大心情圏と三代王権と皇族圏を完成することをお誓致します.

皆さんは,誓,約束を守っていますか.皆さんは,三代王権を完成する事を誓っていますか.誓を守っていますか,それとも守っていませんか.今まで通り前進すれば良いのですか.
もし,皆さんがこの誓を守っていないのなら,皆さんはメシア,王の王を裏切っています.
もし,皆さんがこの道を続けるのなら,家庭盟誓の言葉を,次のように変えなければなりません.「私達の家庭は,三代王権と皇族圏を否定する事をお誓致します.」少なくとも,それが正直というものです.


2)血統の重要性
(平和訓経,16-17ページ[日本語版15-16ページ],神様の理想家庭と平和理想世界王国Ⅰ)


ところで,アダムとエバの堕落以来,長い歴史を通して,神様の胸に最も痛む恨として残されてきたものが何であるか,ご存知でしょうか.それは,天の血統を失ってしまい,兄弟圏と所有権まで失ってしまった事件です.
生命より貴く,愛よりも重要なものが血統です.生命と愛が合わさって創造されるものが血統です.これらの内,生命がなくても,愛がなくても血統は創造されません.愛,生命,血統の内,その実りが血統なのです.
神様の血統の中には,真の愛の種が入っていて,真の生命の体が生きています.従って,この血統と連結されれば,神様が理想とそれた理想人間,即ち人格完成も可能であり,理想家庭も生まれるのであり,更には,神様の祖国,理想国家も出現するのです.
平和理想世界王国は,このように創建されるのです.血統の重要性は,いくら強調してもし過ぎることはないということを,皆さんは肝に銘じなければなりません.


<鷹の目>
多くの食口が,何故,亨進ニムをアボニムの後継者として認めないのでしょうか.一番大きい要因は,韓鶴子氏に対する人間的な崇拝であると思います.生前のアボニムと共に歩んでおられた頃の韓オモニムは実に立派でした.韓オモニムの姿は,全女性の憧れ,女性の鏡のようでした.しかし,その状況は2003年に還暦を迎えられ,2004年に雙合十勝日,後天時代の宣布が為された頃から,次第に変貌したようです.韓氏は,残念ながらアボニムと一体に成れませんでした.結局,アボニムは生きて,完成期の祝福を迎えることが出来ませんでした.侍義においても,心情においても,アボニムと韓氏との隔たりは決定的であったと思います.アボニムが,三回も戴冠式をして,揮毫もされて,後継者は亨進ニムであることを宣布しておられます.その決定を韓氏や幹部らは覆しました.正にアボニムへの反逆です.それでも,多くの食口は,未だに,韓氏の幻影にすがっているようです.昔の立派な韓氏の姿はもうありません.その幻影にすがることは止めましょう.


孝行と侍義を満たし,心情においてもアボニムと一体化した亨進ニムを後継者として任命し,アボニムは全てを準備して,そのまま,亨進ニムに相続させようとしていたにも関わらず,韓氏らはクーデターを起こして,奪取しました.純朴な亨進ニムは,韓氏や幹部らの決定に従いましたが,ずっと実母の誤りを質していました.更に,彼らはルール違反の偽理事会を開催して,清廉潔白で財務管理に対して,非の打ちどころのないような國進ニムを不当に解任しました.正しい者が迫害されるのは世の常です.
なお,食口の中には,お二人が縦横の八段階の愛の段階を勝利していないと断定している人達がいますが,アボニムが真のカイン・アベルの一体化勝利を認定しておられます.その決定を蔑ろにする根拠を示して欲しいものです.七段階目である真の父母様の妻の位置を確立できなかったのは,韓鶴子氏です.劉正玉師の証言(2017.9.24)を研究しましょう.


追放されたお二人には,ペンシルベニアしか行くところがありませんでした.2015.1に「沈黙を破って」が公開された時,食口は皆驚きました.また,新たな真の家庭の内紛が始まったと思いました.しかし,事実は隠されていました.韓氏らの体制を維持するための策謀が展開していました.今は,韓氏や幹部らの異常さに気付いている人も多いと思いますが,いかがわしい「聖」酒の為に,拘束されているようです.諸般の事情はあると思いますが,勇気をもって,正しいと思うことを果敢に進めましょう.アボニムの権威に戻る祝福を受けましょう.


アボニムのお命を最期まで守り,祝福の伝統を守り,八大教本を存続させ,アボニムの血統を存続させているアボニムの代身者・相続者・後継者,即ち,亨進ニムに繋がりましょう.

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