サンクチュアリ週刊ニュース

主に,米国サンクチュアリ週刊ニュースの和訳です.

アボニムの涙(7)





7. 真の父母様の最終一体圏完成の宣布


家庭連合は,真の父母様が完成されたので,オモニムは失敗することはないと言います.従って,オモニムを否定することは,真の父母様を否定することであり,アボニムを否定することであると主張します.更に,アボニムが最期の祈祷において「全てが完成しました」と祈られたので,サンクチュアリの食口が,全てが完成したことを否定すると,それはアボニムを否定することになると,彼らは言います.


家庭連合は,これらのことを言うサンクチュアリの兄弟姉妹達は,非原理的集団の一部であって,亨進ニムは親不孝な息子で,オモニムの権威と尊厳を覆す者であると言っています.このこと故に,家庭連合の食口は,家庭連合が,多くの問題のある事をしていても,彼らは,真の父母様を否定するグループに従っていることにはならないと結論付けていることを,実際には否定しないでしょう.これがどれ程危機的な状態であるかを考えると,私達は,アボニムの意思と目的に照準を合わせることによって,この問題を解決することが重要です.


アボニムの教えを見て見ましょう.


2010.5.15(天基),この日は重要な日です.それは,朝食前の朝3:25に,オモニムと私が一緒にサインした,秘密の最終宣布です.これは,夜の神様と昼の神様もご存知ない重大な事です.それで,2010.5.15, 朝食前の3:35に為されたことは何ですか.この時は,今まで起こった全ての事の中心として,オモニムと私は,韓国と物事が起こる方向に関して秘密の約束をしました.この時に,オモニムは,間違いなく私と一体となって,この基準で前進することを約束しました.これまでは,オモニムは,父母様(アボニム)と一体となって,前進するとは,言いませんでした.彼女は,神様と地上と世界にそれを公式に宣言することは出来ませんでした.2010.5.15(天基)の朝3:25に行われたイベントは,堕落世界の終焉に先立って,神様を中心として,オモニムとアボニムが,約束したことです.「さて,私達は,旧約時代と新約時代と成約時代の完成・完結・完了を迎え,私は,アボニムとオモニムが最終一体圏を完成・完了させる全体・全般・全権・全能の時代を奉献することを宣布します.」(統一世界,2010.7号に掲載,「神様の祖国と故郷は韓国」)


私達が,アボニムの上述の御言を見ると,アボニムは,オモニムが2010.5.15の朝3:25(3:35)に,絶対的に,アボニムと一体化することを約束したと説明されています.そして,アボニムは,これを秘密の「最終宣言」文と呼んでいます.アボニムは私達に,アボニムとオモニムは,オモニムが,間違いなくアボニムと一体化して,アボニムと揃って行くという約束をベースとして,最終一体圏を完成・完了させる全体・全般・全権・全能の時代を奉献されたと語っています.これは,明確です.しかし,オモニムがアボニムと揃って行くという約束を守らない時は,言い換えれば,彼女が前を進むアボニムと揃って行かず,自分自身を主体の位置に置き,別の道を行くと,何が生じますか.


オモニムとの最終一体圏を完成・完了させる全体・全般・全権・全能の時代を奉献されたアボニムに,何が起こるでしょうか.


それをキャンセルしたり,取り消すことはできません.何かの理由で,オモニムが約作を守れなくなっても,アボニムは,天に献げた重要なことを否定できません.何かが起これば,それは,オモニムの責任分担の失敗です.つまり,真の父母様の最終一体圏は,既に献げられていますが,オモニムは,真の父母様の位置に立てません.このことは,奉献が成された後,彼女が自分の意思で,真の母の位置を離れたからです.


「真の父母様」の意味は何ですか.真の父母様は,堕落した父母ではありません.堕落していない真の父母様,神様が,最初に立てたかった人類の始祖です.真の父母様は,真の子女様によってのみ現れます.真の子女様が生まれなければ,人は真の父母様になれません.真の子女様は,真の父母様の家庭に生まれました.従って,神様が最初に,この地上に描いた真の父母様の理想が,文鮮明師と韓鶴子氏のご夫婦によって,物質世界において,実現しました.堕落性と関係の無い純粋な血統の初めての真の子女様に生が与えられ,真の父母様が来られました.統一家の食口は,文鮮明師と韓鶴子氏に真の父母様として侍り,彼らの血統に接ぎ木されました.私達が,原罪による堕落性を持って生まれていても,私達は,私達の肉親を否定し,文鮮明師と韓鶴子氏に真の父母様として侍るために自らを献げ,聖酒を頂き,祝福を受けることによって,原罪を拭われ,サタンから離れた祝福家庭となることが出来ました.


真の父母様の御家庭を見て見ましょう.文鮮明師は,天の血統をもって地上に来られました.そして,個性を完成されて,天の用意された若い韓鶴子氏を,花嫁として迎え,御聖婚されました.厳しく辛い,エバの完成のための7年間の後,遂に,真の夫婦が地上に立たれました.更に,子女様達を産んで,お二人は,真の父母様となりました.


残念ながら,真の子女様達の全員が真の父母様の意思に従って,個性を完成できた訳ではありませんが,七男の文亨進氏は,絶対基準を守り,個性を完成する責任分担を果たし,聖婚に加わり,彼の家庭を完成することが出来ました.文亨進氏は,アボニムによって,世界会長に任命されました.彼は,統一家に新しい希望を齎し,統一のコミュニティから,尊敬と信仰の対象でした.その後,亨進ニムは,代身者及び相続者として,真の父母様から祝福されました.


文國進ニムは,アボニムによって,統一グループのCEO(最高経営責任者)の位置に任命されました.その後,彼は,統一家の全ての機能不全となった事業実績を撲滅し,財政の独立基盤を完成しました.更に,文國進ニムと文亨進ニムは,勝利したカイン・アベルとして,アボニムの祝福を受けました.そして,真の家庭において,アダム家庭の失敗を完全に復帰しました.その結果,王の王の血統は,代身者と後継者によって,将来の世代に連結されました.


アボニムが,最期の祈祷において「全てを完成しました.」と言われた時,それは,摂理が完成し,完了したという意味ではなく,彼の血統を通して達成されるべき天の御心の基台が,達成されたから,再臨主の目的が,全て完了したという意味でした.


私達が気付かなければならない事は,アボニムが,2010.5.15にオモニムのアボニムへの約束をベースに,神様に,真の父母様の最終一体圏を奉献しても,それは,アダム家庭において達成されなかった摂理が,到達し完成したために唯一可能であったと言うことです.


第一に,彼自身の血統における連続する三世代,文鮮明師,文亨進ニム,文信俊ニムによる三代王権の確立
第二に,勝利したカイン・アベルの確立によって,み旨の基台の完成が確実に成されます.


このようにして,アボニムは,アダム家庭における失敗を全て復帰して,メシアの使命を完了されました.


アボニムの最期の祈祷文からの節


「本日,私は最終的な完成と完結を果たし,お父様,これをあなたに献げました.今,私達は堕落のない本然のエデンの園に帰る事が出来ます.そこで,私達は,エバが堕落して,アダムが責任分担を果たせなかった全ての環境を越えることができます.
全ての事を解放し釈放する権限をもって,誰かが,単純に父母様の後に従えば,全ての事が完成します.全てが完成しました.」


私の観点では,これは,アボニムが勝利の祈祷をされた最期の時期であったと思います.


つまり,14人の子女様達を産んだ真の父母様によって,天の血統は,地上に立てられました.更に,天の血統の三代王権が,真の父母様の血統を受け,絶対的な基準を維持して,個性を完成した文亨進ニムと,アボニムによって三代王に選ばれた信俊ニムによって確立されました.


言い換えると,神様の血統が,地上に完全に立ち,固く確立されました.更に,カインである國進ニムは,アベルである亨進ニムに,絶対愛と絶対服従を維持し,お二人は,勝利したカイン・アベルとなりました.


アダム家庭における失敗は,完全に復帰されました.真の父母様の目的と意思は完成しました.


ここに,真の父母様は勝利されました.



<鷹の目>
アボニムの2010.5.15(天基)の御言はやや複雑です.アボニムとオモニムが一体になれる時代が訪れたということでしょうか.それとも,オモニムがアボニムと一体になることを約束したということでしょうか.普通,後者のように解釈されますが,実態においては,お二人は一体とは程遠い状況であったことは明らかです.そうであるならば,この御言は,前者,つまり,アボニムとオモニムが最終一体化できる時代の到来を宣布されたと考えるべきでしょう.そして,オモニムに与えられた最終期限は,基元節(天2013.1.13)でした.その時までに,オモニムは,アボニムと心情において,侍義において,一体となる必要がありました.しかし,残念ながら,お二人は一体化できないまま,アボニムは,2012.9.3に聖和されました.私達は,アボニムの早過ぎる聖和に当惑しました.そして,真の父母様の完成期の祝福が成されていない状況で,基元節を迎えました.そして,更に,独り立たれたオモニムの姿に当惑した筈です.


一体化の宣布が成されたことをもって,実体において,一体化が成されていると信じている食口も多い様ですが,アボニムの多くの宣布は,実体とかけ離れています.アボニムの宣布は,殆ど,該当する国や世界,または時代の可能性の宣布であったと見た方が良いでしょう.人間の責任分担が完全に果たされた時に,初めて,実体は実現し復帰されると考えるべきです.例えば,私達は,成約時代という言葉をよく使います.1995年に家庭連合が発足し,成約時代の宣布が成されたと聞きました.しかし,摂理国家や世界の実体はどうでしょうか.何処に,成約時代が実現していますか.アボニムの基準においてのみ,成約時代に入っています.後継者の亨進ニムもそれを相続されていたかも知れません.


私達は,盲目的な信仰を持つべきではないでしょう.三度も行われた戴冠式は,二代王の戴冠ではなかったと言えば,多くの食口は,真に受けているようです.亨進ニムと妍雅ニムは,法衣を纏い,王冠を被って居ました.それを見ただけでも,三大王権(神様,父母様,子女様)の戴冠式であることは明確です.そして,アボニムの祝祷をよく考えましょう.アボニムは亨進ニムに,祝福を伝授されました.アボニムが,亨進ニムに祝福の権能を伝授されたという事は,いずれ王位を継承すると考えるのが,普通です.その後,家庭連合は,亨進ニムを追放し,他の子女様を世界会長にしておられるようですが,他の子女様には,祝福の権能は伝授されていません.ましてや,アボニムと一体でないオモニムが独りで祝福をするような事は考えられません.実体の伴わない信仰は妄想であり,幻想です.祝福の権能は,実体として確実に継承されています.知恵と勇気のある人は妄想,幻想から抜け出しましょう.

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