サンクチュアリ週刊ニュース

主に,米国サンクチュアリ週刊ニュースの和訳です.

アボニムの涙(13)




13.安楽死問題


家庭連合は,アボニムの安楽死未遂問題について,口を閉ざしています.彼らは,当時,アボニムは意識があったと言います.アボニムが,目をあけられた時もあったと言います.しかし,韓鶴子氏は,アボニムの安楽死を強く主張しました.


霊媒の金孝南氏は,霊界はアボニムをお迎えするために待っているので,早く逝かれるべきであると,加えました.意識のある人を安楽死させるような人が,世界の何処に居ますか.家庭連合は,韓オモニムが,横たわって苦しんでおられるアボニムを見て,余りに心が痛むので,アボニムを霊界に送り出したかったという弁明をしています.その理由は,アボニムが,彼の状態から回復できる可能性は低く,生命維持装置で延命していることが,無意味であるという事です.それで,彼を安らかに霊界に送り出すことがより良い事ですか.優しいことですか.


彼らは,それは,アボニムの安楽死を主張する背後のロジックであったと言って,韓オモニムの行為を守っています.しかし,それは正しくありません.


実際に,二人の息子さんの激しい反対にも関わらず,誰が,安楽死を主張しましたか.
亨進ニムが,アボニムの安楽死に強く反対した時,誰が,激怒して彼の顔を殴りましたか.その状況において,「私は,同じ道を感じました.しかし,アボニムの状況は余りにも難しいです.私達は何かをすべきでないですか.」と言うのが適切ではなかったですか.そして,二人の息子さんを抱きしめて,一緒に泣くべきではなかったですか.世俗の人達も,そのような心が有ります,そう思いませんか.


韓鶴子氏が,怒って,彼が彼女の行為に反対したので,彼の顔をビンタしたと言う事実は,彼女の安楽死を追及する強い希望を,示しています.文亨進ニムが行為に反対し,提案に嫌悪を表した時,オモニムは,彼に恨みを抱き,対応として息子の顔を殴りました.この行為だけでも,韓鶴子氏の潔白を疑う良い根拠になります.


原理を学んだ人は誰でも,以下の点をはっきりさせる必要があります.メシアを送られる時とメシアが神様の元に戻る時は,神様と神様の救いの摂理のプログラムによって全て決まる事です.神様が時と場所とメシアを受け入れる民を選択し,準備されます.時が正しければ,神様はメシアを送られ,み旨を果たされます.神様がどのように,そして,何時メシアを彼の元に戻されるかは,神様の摂理のプログラムによってのみ決定される重大事です.人間が,これを自分達の為に決めることは,考えも及ばないのです.

人類には,自分達の考課によって,メシアの運命を決める権利や権能がありますか.一体,誰がこの権利と権能を受けましたか.全ての概念は,明らかにサタンの作為であり,サタンの仕業です.メシアの命を侵害したいのは,サタンだけです.他には居ません.


これが,アボニムの代身者である文亨進ニムが,オモニムを強く非難し,「貴女は殺人者として,歴史に残ります.」と警告した理由です.本当に許容しがたい,許されざることが行われようとしていました.
幸いにも,最も幸いにして,文國進ニムと文亨進ニムが反対された事に感謝すべきです.アボニムは,人間ではなく,神様の決められた時に,聖和されました.亨進ニムと國進ニムは,アボニムのお命を守り,保ちました.



<鷹の目>
家庭連合は,一貫して,アボニムと韓オモニムは一体であると言っていますが,本稿に記されている事案だけを見ても,一体には程遠く,一体と言うのは虚偽であることは,明白です.一般社会の夫婦であっても,夫の臨終に際して,妻は最期まで延命を図るものです.担当する医師は,心肺停止の後も,心臓圧迫やマッサージをして,蘇生を試みるのです.確かに,お体に多くのチューブなどが付けられていたアボニムのお姿は,見るに忍びなかったとは思いますが,最期の最期まで,生き続けることを願い,延命を図るのが,愛する夫への精誠ではないでしょうか.生命維持装置を外すような行為に及んだという事は,アボニムと韓オモニムが一体でなかった証左であり,むしろ,アボニムに反発していたオモニムの内心の発露ではないでしょうか.

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