サンクチュアリ週刊ニュース

主に,米国サンクチュアリ週刊ニュースの和訳です.

「天宙の母」による新しい解放(続編)


2019.12.18


私は,原理とアボニムの御言に関する注意が高まったことについて,韓オモニに謝意を表明しなければなりません.最新の動機は,家庭連合が投稿した,彼女の2019.11.28,ナイジェリアにおける講演文の写しを読んだことから来ています.


彼女は,「キリスト教は,ペンテコステの後から始まりました.その時,弟子達は,聖霊によって新生したことが証されたイエス様を待っていました.」と言いました.彼女によれば,イエス様は,(女性の)聖霊によって「新生」したことになります.これは,アボニムが,独生女の彼女に出会うことによってのみ罪を拭われたという,彼女の過去の見解と揃っています.


韓オモニによれば,復帰摂理は,1920年の再臨主の聖誕において完了せず,1943年の自身の誕生において完了したことになります.原理講論の改訂版の草案者達は,1920年に関する引用を除き,歴史の不世出を改定するのに,狂ったように働いていることは確かです.彼女は,はっきりそう信じていますが,他の彼女の講話などにおいては,十分語っていません.


彼女は,「天の環境を知れば,私は彼らを待つことが出来ず,1960年に,真の父母様の位置に上がりました.」と言っています.17歳の時アボニムではなく,彼女の意思で,真の父母様の位置に上がりました.その年に,彼女が誰と結婚したのかが不詳です.他の講演においては,彼女は無理に,アボニムのお名前を述べていません.


彼女は述べています「独生女,真の母が新しい歴史を始めてから,天一国の7年になりました.」それは,事実だと思います.アボニムのお名前が滅多に呼ばれることも,称賛されることもなく,この講演でも,他の多くの場合も,一度もありませんから.


彼女の講話の最後の行にて以下を述べています.


私達は,世界には,父親とは距離を保っても,母親とは親密に一致している子供達がいることが分かります.従って,天の父母様から,永遠の祝福を受ける道は,皆さんの国と今日ここに集まった皆さんが,神様の独生女,天宙の母と一つとなることであるということを,どうか覚えて下さい.


子供達が,父親と距離があるようになっても,彼らが「天宙の母」と一つになっていれば,実際は問題がないように感じられます.神様の祝福を受ける道は,モーセを通して人間に与えられた十戒の一つである,父母を愛し尊敬することではなく,「独生女」によって繰返し示されている夫婦観に一致します.でも,彼女の唇から「私の夫」という言葉は発せられないでしょう.


この講演を読むと,私は胸が張り裂けそうです.アボニムの第二の夫人は,彼の教えを覆し,夫婦論に再解釈しています.家庭連合に居る誰が,このフェミニストの芥を本当に信じていますか.信じないのなら,皆さんは何故,一緒に行くのですか.


人間の堕落は,彼らが嘘に追従し,偽りの愛に応諾することから始まりました.アボニムは,真理を中心とする愛(=真の愛)に従うように教えなかったのですか.もし,そうならば,所謂「天宙の母」によって,アボニムの聖和以降,繰り返し語られる嘘に,静かに協力しますか.皆さんが,「(独生女の)聖酒」を飲むと,誰の血統に接ぎ木されますか.


沈黙は同意と言われていますから,皆さんの沈黙は,皆さんが韓鶴子氏の非原理的な言行の共謀であるという意味です.もし,皆さんが立ち上がって,語れば,彼女は,一度結婚した男性,アボニム,文鮮明師,私達の生きる時に再臨主として来られた男性を尊敬する彼女の元のスタンスに戻るかも知れませんが,皆さんの臆病さは,彼女を墓に封じ込めるだけです.そして,皆さんが彼女と同行するのは,私には嬉しいことではありません.



<鷹の目>
独生女が転じて,「天宙の母」と呼ばれているようですが,「天宙の父」は何処におられるのでしょうか.アボニムが父子の因縁が宇宙の根本であると言われた事は周知です.それを完全に埋没させて,父子の関係を疎かにしているのが,韓氏の講話です.母子を幾ら前面に立てても,残念ながら血統は,父子において繋がっていきます.ここにも,韓氏らの論の限界が見えています.天の正当な血統と王権は,亨進ニム,そして,信俊ニムが継承しておられます.そのことをはっきり認識しましょう.


1960年に17歳だった韓氏が,自らの意思で真の父母様の位置に立ったのですか.私達は,韓氏に7年路程があったと聞いております.筆舌に尽くし難い7年路程を越えて,真の母の位置を復帰されたと聞いています.いきなり,真の母の立場に立てるはずもありません.私達が知りたいのは,韓氏らの新しい虚妄の理屈ではありません.韓氏がアボニムとどのように辛い道を歩まれ,天地人真の父母様まで上って行かれたかです.余りにも辛い道の真実は,私達には聞く器がないかも知れませんが,本当の事を知らせてほしいと思います.虚偽と虚構の独生女論は,既に色褪せつつあります.真実のみが残ります.私達は,真の父母様の真実の路程を知り,記録し,後世に残さなければなりません.

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