サンクチュアリ週刊ニュース

主に,米国サンクチュアリ週刊ニュースの和訳です.

不動の神様 対 移動する神様 


2020.6.2


善を行うことを学び,裁きを何処までも実行して,搾取する者を懲らし,孤児の権利を守り,やもめの訴えを弁護せよ.
….イザヤ1:17


私達は,私達だけでなく,世界と人類を解放する使命のために呼び出された天の精鋭です.神様を解放する事も私達の使命です.この事を聞くと皆さんは気持ち良くないですか.実際にこれを成す事は容易ではありません.事実,皆さんは人間が生きるにおいて最も悲惨などん底まで行かなければならず,それは死よりも難しいです.先生は,その路程を30年間歩んできました.そして,私自身の解放と救いと復活を担保しました.先生は,もう必要ありませんが,話したように,世界を統一し,神様を解放するまで,私は,止められません.どんな迫害が私にあろうとも,私は行きます,誰も私を止めることは出来ません.
….文鮮明,復活圏,1977.4.3


礼拝の初めに,亨進ニムは,今は国家の危機である事を説明されました.米国が,社会主義者の暴政に下るかどうかを決める事になります.韓国は,その道を歩んでいます.日本と韓国にいる私達の食口達は,自由とトランプ大統領を守るために,毎週街頭で訴えています.彼らの為に祈って下さい.


社会主義に投票することは可能ですが,あなたは自分の道と闘わなければなりません.韓国のニュースタウン・ユーチューブに42.4万人のフォロワーがいます.https://www.youtube.com/channel/UCGYmXLgNJoh5fIqheoVhx4w 
https://www.youtube.com/watch?v=i2wc7uP9vcI
 その開設者は,韓国にも銃を所持する権利(=合衆国憲法修正第2条)が要ると主張しています.


亨進ニムは,6.22に始まるオンラインの「鉄の杖愛国者」のクラスの7週に,全員が登録するように推奨しました.https://www.rodofironministries.org/training 彼は,将来,彼の孫が,全体主義国家に生きる事を望んでいません.これは,アボニムが共産主義を批判し,対抗して来た理由です.サンクチュアリ教会の,7.18~7.20の3daysワークショップにおける初日は,CAUSA(アメリカ社会統一協会連合)と勝共の情報です.残りの二日間は,二世の教育者らが,原理の討論をしてリードします.
https://www.sanctuary-pa.org/education


ロバート・ピッケル氏は,2013年にペンシルベニア州の北東部に移ってきた時の二代王様・王妃様との出会いについて感動的な証をしてくれました.私達が,アボニムが聖和される前に,任命されて,繰り返して戴冠された一人の息子さんに侍る事ができるのは,どんなに素晴らしい事でしょうか.


亨進ニムは,ヨブ記10章の議論から説教を始められました.ヨブは大富豪でした.彼は,7,000匹の羊と500頭の牛,そして,3,000頭の駱駝を所有していました.彼は,信仰的であり,義なる人でしたが,神様との関係に進展がありました.彼は,神様の祝福を受けるにふさわしいと考えました.


本当の信仰は,神様に近い子女となるための神様との関係です.私達が何かを望むからではなく,神様に喜びを与えようとするからです.他の宗教では,あなたは「山の神」に御利益を祈るでしょう.


福音主義学者のトップレベルの人達は,私達と神様の関係の本当の特質を探しています.多くの人達は,神様が,過去,現在,そして未来を同時に見る事ができるとする古典的な有神論の観点を拒否しています.これは,全てが予定されているとするカルヴィン主義者の観点です.私達は,全員予定された脚本の俳優達です.これには,神様がアダムとエバの失敗,ホロコーストの悪,売春婦,奴隷,戦争などを意図したことも含まれます.しかし,実際の(天与の)自由には,「A」または「B」の実際の選択が伴います.


その後,彼は,存在の特質を研究する形而上学の領域である「存在論」の哲学的な観点について議論しました.現実の無限の要素,或いは,物を「持続」する基礎的な層があります.最も根底に,「存在の根拠」がある筈です.無神論者達は,これらの自然の法則で十分であり,あなたに神様は不要であると言いますが,これらの「法則」または,存在自体が,何処から来たのかを語ることが出来ません.


サンクチュアリ教会,聖日礼拝,2020.5.31
神様は,この時,私達を必要としています



アリストテレスとアクィナスは,「不動の動者=世界の運動の根本原因」を語り,彼らは,それには感情がないと見ました.神様は,永遠である為には,変わる事はできません.従って,彼は,最終的に不可知です.このような「神様の神秘」は,ヒンズー教のヴェーダーンタ学派に似ています.創造しないという潜在性があるから,宇宙を創造する考えを持った一人の神様はいないと言うことです.彼には,実際の怒りや他の感情はありません.神様は,完全な自己愛です.


予定論の観点は,ロマ書13章に示唆されているように,独裁国家の許諾と互換性があります.もし,全てが予定されているのなら,どうして,変化を起こす為に活動しますか.このような神様の理解は,福音における神様の観点と全く違います.それは,父なる神様を知り,相互に作用することを語っています.彼は,心情と子女達への愛の存在であるから,私達に愛されます.


私達の人生において,実際の選択をしたのが,私達の経験です.保守的な原理は,私達の決定に責任があると教えており,古典的な有神論の観点と矛盾しています.


ウィリアム・レイン・クレイグのようなキリスト教弁証論者の中間知識層(修正古典論)の観点では,神様は,創造することを選択されたと断定しています.彼(神様)は,私達の性質,嗜好,そして,私達が選びそうな事を知っています.


開放神学(オープン神論)の観点は,私達の実際の自由意志と,行動と選択の重要性を強調します.神様は,私達の特質を知っていますが,事実になっていないものは知りません.そして,彼は,新約聖書の放蕩息子の話のような聖句に示されるように,何時も私達の悔改めを待っておられます(ルカ15:11-32).


未来は,まだ,事実とはなっていません.私達の決定が本当に重要です.それは,自己中心な動機で振舞う事を選択する人達と,「解放して下さい,さもなければ私に死を」と叫ぶ人達との違いです.



<鷹の目>
神学や仏教を学ばれて,造詣の深い亨進ニムの説教は,直ぐには理解できないかも知れません.予備知識が必要です.宗教哲学的な話題が色々登場していますが,「本当の信仰は,神様に近い子女となるための神様との関係です.」の行に尽きると思います.凡そ2,000年間,パウロから始まり,アウグスティヌス,アクィナス,カルヴァン,ルター等々幾多の神学者が登場し,多くの観点を提供しましたが,最適な観点は,アボニムの提唱された,宇宙の根本は「父子の関係である.」に集約されると思います.その事を何処まで深く確信したかが,信仰の深さと言えるでしょう.予定論に対しては,神様の御備えに加えて,誰も介入出来ない「人間の責任分担」がある事を明確にされた事が,アボニムの偉大さである事は言うまでもありません.


近頃,再臨主や弥勒様が女性であるなどという暴論が囁かれているようですが,父子と言うと,自然に父と息子を想定します.聖書にも「子羊の婚姻」と記されています.花嫁の婚姻とは書いてありません.天の父母様とやらを名乗って,世界のユダヤ・キリスト教と対決して下さい.異端の範疇にも属さない,二神論の教義を掲げて,新しい宗教を起こせば良いでしょう.しかし,それらは,アボニムの見せて下さった犠牲と精誠,信仰,思想,伝統,御言,権威のいずれにも該当しません.それでも良いから韓氏らに付いて行く人は,ご自由にどうぞ.


最近,米国内で黒人差別に反対するデモが各地で起こっていますが,事態は,既にデモの範囲を越えて,暴動と化しています.ANTIFAのようなグループが扇動しているようですが,背後には,George Sorosの名が出ています.Wuhan Virusに飽き足らず,黒人容疑者の検挙中の死亡事件から,全米に反トランプの運動を捲き起こしています.トランプに不利な状況を作ろうとしているようです.W.V.の蔓延で,米国内の雇用状態は,次第に悪化しています.色々鬱積した不満をデモで晴らし,暴動と化しているようです.しかし,トランプ大統領は,全国のこれらの動きをアナキストらによるテロであると認識し,毅然として対処しています.自らの使命は,国民の生命を守る事であると明言しています.国内の騒乱に合衆国連邦軍が動員されると,92年のロスの暴動以来の事になるそうです.自由を何処までも保障した国は,一歩間違えると放縦になりかねません.暴動を鎮圧する事で,トランプは寧ろ,国民からより強く信頼されるようになると思います.トランプには,天運があるようです.叩かれれば叩かれる程,彼は強くなっています.


G7+ が話題になっています.開催時期は,9月の国連総会頃に合わせるようです.7か国に,豪,印,ブラジル,ロシア,そして韓国も加えようと調整しています.トランプは米英(連邦)を中心に日本や新たな5か国を加えて,Anti-China連携を形成したいのですが,独伊の米国からの離反は既に明確です.両国は中国との関係を断ち切れないと思います.仏は,南太平洋の地域で中国と安保の上で対峙しているので,米英に付くと思います.加や豪,印は,中国の侵略をもろに受けています.ブラジルも将来の国際的な地位を見て,米に付くでしょう.ロシアは,中国と微妙な関係です.一旦国境紛争を解決し,軍事協力にも入った両国ですが,ロシアは欧米の経済制裁を解いて欲しいので,一時的に米英に乗るかも知れません.韓国は,朴政権から選択を誤りました.中国一辺倒に行きつつあります.今の世界の情勢を読めるのかどうか,米英の差し出した踏み絵を踏むのかどうか分かりません.不正選挙が罷り通り,国際舞台に登場する事だけに嬉々としているような活動家に何時までも国政を委ねる事は出来ないでしょう.
さて,問題は日本です.この40年間,我が国は,中国に人・物・金を投入し中国を太らせてきました.庇を貸したつもりが,主屋を取られる羽目になりつつあります.米英は,経済を通して,理念と体制の闘いをしています.自由と民主主義,人権,法治を守る諸国とそれらを守らない全体主義・独裁国との対峙です.日本の政財界やメディアなどは中国に支配されつつあります.赤いお金に一度手を染めると,抜けられなくなるようです.しかし,ズブズブの関係は何時か清算しなければなりません.世界に新しい秩序が構築されようとする時に,私利私欲に駆られて,大局を見失ってはならないのです.我が国は,米英に付くのか,それとも中国に付くのか,態度を明確に示す必要が有ります.外交・防衛は米英に付き,経済は中国にという訳には行きません.既存のUNを解体して,日米英が中心となって,世界の新しい基軸(アベルUN)を作るべきです.安倍総理のリーダーシップが発揮される時です.

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