サンクチュアリ週刊ニュース

主に,米国サンクチュアリ週刊ニュースの和訳です.

康賢實オモニム 「イエス様にはサタンの讒訴条件がありません」


2017.2.20


訓読:マタイ27:1-2
夜が明けると,祭司長達と民の長老達一同は,イエスを殺そうと相談した.そして,イエスを縛って引いて行き,総督ピラトに渡した.


今日は,2,000年前に,イエス様が何をされたかを語ります.彼は,全人類を救うために,十字架に向かわれる時,数多くの精神的,肉体的苦痛を超えられました.


イエス様は,神様が父であり,生きておられることを信じておられました.彼は,ご自身がいばらの冠をつける時は,神様も一緒に,いばらの冠をつけられると思っておられました.イエス様は,ご自身が,槍で脇腹を刺されたら,神様の苦痛は,それ以上だと感じておられました.槍は,イエス様を刺す以上に,神様を刺していると感じられました.彼は,神様が,彼を心配し続けておられ,幸せを気遣っておられることを感じられました.


イエス様は,このような苦痛は,神様がいばらの冠と槍で刺される痛みを受けておられるのを知っていらしたので,予期したものと考えられました.イエス様は,苦痛の真っただ中にあっても,人類に恨みを抱くこともなく,その苦痛を克服して,勝利する必要があると感じられました.


彼の位置は,他の人達なら,彼を十字架に架けようとする人達に,大きな憤り,恨みそして,憎しみを感じるのが当然でした.しかし,イエス様は,そうではありませんでした.彼は,神様が如何に耐えておられるか,憤りを隠しておられるか,を感じておられました.だから,彼も憤りを感じられませんでした.彼は,ご自身の人格故に,全てに感謝されました.彼は,ご自身の死と苦痛をも克服する必要がありました.このこと故に,彼は人類の救い主となることができました.


人類は,生命を失いました.神様との関わりを絶たれましたが,イエス様が亡くなる際,彼は,ご自身の望みを抱かず,神様の望みのみを感じました.このこと故に,イエス様は,神様の立場に立たれ,お命を全人類のために捧げられました.彼は,ご自身を殺そうとする人達に対して,憎むことがなく,恨まれることがなかったので,イエス様は,お命を捧げられました.


また,このこと故に,サタンは,イエス様を讒訴できませんでした.サタンは,全歴史的な恩讐です.サタンは,環境を作って,私達に何もできないように,感じさせるのです.でも,サタンは,イエス様には,そのようにはできませんでした.イエス様はそのような恨みを抱かれることがなく,天に恨みをもつこともなかったのです.だから,サタンは,彼を讒訴する条件がありませんでした.


サタンは,神様に,両手を挙げて,彼自身を差し出すように要求しました.神様の独り子であるイエス様は,ご自身を殺そうとしている人達のために祈られました.もし,イエス様が亡くなる時,ご自身を殺害しようとする人達に,憎しみを抱いたなら,神様の摂理は,全く違ったものになったでしょう.


でも,イエス様は,亡くなる際も,愛の心をお持ちでした.サタンは,これに対して,どうすれば良いか分からなかったのです.だから,サタンは差し出すことを強要したのです.イエス様は,永遠の神様の息子の資格をお持ちでした.人が,神様の子女となる秘訣は,サタンに打ち勝つことです.


ヤコブが「イスラエル」の名前を得た理由は,サタンに,差し出すように要求したからです.ヤボク川の浅瀬で,ヤコブが,サタンの代身である天使と相撲を取っていた時,彼は,その天使を行かせなかったのです.相撲を取り続けたのです.もし,ヤコブが負ければ,「アブラハムの神,イサクの神,ヤコブの神」というフレーズはなかったのです.死に直面しても,ヤコブは戦い続け,サタンを屈服させたのです.そして,イスラエルの先祖となりました.ヤコブは,彼の状況が深刻であることに気づいていませんでした.彼が,相撲に負けたら,彼が21年間受けてきたすべての苦痛は,全て失われ,彼の望みを果たすこともできなくなるのでした.


アボニムが説教をされた時,信じられないぐらい涙を流されたことを,私は覚えています.彼は,あまりにも深刻で,神様が歴史を通して,不当に扱われてきたことを感じておられました.さらに,全人類の救いが急がれることを感じておられました.だから,説教をされる時は,大声で泣かれました.


アボニムの説教集の初めの10巻においては,神様とイエス様の御心を表明されています.1953年頃でした.説教をされる時,冬の終わりでしたが,汗をかかれ,上着は,汗びっしょりになりました.アボニムは,語られる時でさえ,サタンと戦い,闘争をされていました.そこで聞いていた私達は,それは,私達の前で展開される戦いであると感じました.


アボニムは言われました.もし,私達が神様の息子・娘になるためには,証書を受ける必要があります.それは,神様だけでなく,サタンからも貰うのです.つまり,サタンを打ち負かし,克服するのです.彼は,私達に戦うよう激励してくれました.命を懸けて,サタンに勝つために戦いなさいと.アボニムは,言われました.私達に天国行の切符をくれるのは,神様ではなく,サタンであると.だから,私達は,サタンと戦わなければならず,彼からその切符をもらう必要があります.


アボニムは,私達は,自分自身と戦い,克服し,私達の周りの世界を凌駕することによって,自己主管をする必要があると言われました.そうすることによって,私達はサタンを屈服させて,天国行のチケットを手にすることができるのです.彼は,私達がそうするように,強く励まして下さいました.天の精兵として,私達はサタンと戦わなければならず,勝利しなければなりません.アボニムは,そのことをとても強く強調されました.


アボニムの説教集(御言葉選集)があります.初版は,320巻でした.今日の牧師は,生涯の内に,1巻でも説教集を出版できれば,良い方です.今は,アボニムの説教集は,1,000巻以上あります.


1,000巻の説教集の中で,同じ内容は無いということを,私達は考える必要があります.全て,テーマが違い,タイトルが違います.アボニムがどれ程多く祈られ,どれ程真剣に,人類に真理を与えて来られたかを物語っています.アボニムがこのようにサタンと戦われたから,サタンは,今日私達を讒訴することができないのです.


アボニムは,真の父として,そのように歩まれたので,子女達も,サタンを屈服させて,讒訴されないようになるために,同様に歩む必要があると言われました.それは,また,私達が如何に,後孫達に讒訴されない立場に立つかということです.私達は,サタンから讒訴されない位置に立たねばならず,もし,讒訴される立場に立てば,私達は,子孫に何が起こるかを考えなければなりません.


アボニムは,涙と汗と血をもって,この道を歩まれました.私達には,同じ道を歩む責務があります.アボニムは語って下さいました.私達のために祈って,始められました.「先生が皆さんのために祈る時…」私達を,とても難しい,苦難の道に行かせていることをご存知でしたから,アボニムの目から,熱い涙が溢れました.


今朝は,アボニムは,私達がこの道を歩むことを願い,サタンに勝利することを期待されていることを覚えましょう.アボニムが地上にいらした時は,私達のために,必死で涙を流されました.霊界にいらっしゃる今もなお,アボニムは,必死で,私達が釜山のボンネッコルの精神を受け継ぎ,サタンを打ち負かすために,この道を歩むことを願っておられます.


どうもありがとうございました.



The King's Report 2/20/2017
https://youtu.be/IGsijYGhZss?t=1282





<鷹の目>
本稿を読みながら,小生は,神様とイエス様の愛の大きさに,目頭が熱くなりました.アボニムが,多くの食口達の前で,イエス様のことをずっと語られる時期がありました.「私達は,神様の独り子イエス様を十字架に架けたことを忘れてはなりません…」イエス様と神様の悔しさが,どれ程大きかったかを訴えられ,私達が,イエス様の果たせなかったこと(=家庭形成)を果たすように願われたアボニムでした.


更に,後には,氏族メシアを与えて下さり,アボニムも果たせなかった内容を果たすように願われました.最近,「サタンと戦う」というフレーズをあまり聞きません.アボニムの勝利圏が広がったことは,間違いないことでしょうが,ある事象が,本当に神様の願いに叶っているのか,それとも,サタンに奪われているのか,をもう一度考える必要があると感じます.


私達は,アボニムの教えを忘れることなく,伝統を守って,たとえ力不足であっても,与えられた環境で,勝利できるように頑張りましょう.

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