サンクチュアリ週刊ニュース

主に,米国サンクチュアリ週刊ニュースの和訳です.

康賢實オモニム「90歳のお誕生日の祝典」


2017.10.9


今日,私へのこのイベントの為に,皆さんが精誠をつくされたことを知っています.アボニムは,他の人達の精誠を受け取らない事も大きな罪であると言われました.


韓国においては,私は90歳です.長く生きて来ました,そして,人生において,多くの罪を犯しました.しかし,私は,皆さんの精誠を受けないことで,罪を加えたくありません.それで,私はここに居ます.私は,語るだけです(笑い).


ここに座って,今日感じる事は,皆さんは,人生がどうなるかを知らないという事です.皆さんは,それを見出すために,最期まで生きなければなりません.実は,私は,ここに座っている事は,気が重いのです.一方,私が皆さんの精誠を誠意をもって受けなければ,私は,罪を犯すことになります.私は,この位置にいる資格はありませんが,そのように考える事も罪であることを知っています.よって,私は,神様に唯,「あなたが私に願う事をして下さい」と言います.


(その後,オモニムは天一国歌「栄光の賜物」を歌いました.)


<鷹の目>
康オモニムのようなみ旨一筋に歩まれた人が,「多くの罪を犯した」と言われると,小生などは,顔を上げることも出来ません.確か,1995年の年始に,韓国で開催された日本男性修練会に参加しました.小生は負債と罪が多く,アボニムに会わせる顔がなく,目を合わせたくないから,ずっと下を向いていました.すると,アボニムは空かさず,声をかけて下さいました.「あんた,顔を上げなさい.・・・」暫く続いたアボニムとの会話,迸る愛の大きさに小生は驚愕しました.アボニムは全てをご存知でした.この体験は小生の永遠の宝物です.亨進ニムや國進ニムも一頃,人は誰でも罪を犯すから,いつも罪を悔い改めるように言っておられました.私達,一人一人に語って下さったことです.罪を罪と気付いていないことも多いのが,私達の実態ではないでしょうか.康オモニムは,実に謙虚に,御自身の生涯を集約して,私達に語って下さいました.私達は,「絶えず祈りなさい」の聖句を実践し(テサロⅠ5:17),その祈りの中に,罪の悔い改めを忘れないようにしたいものです.


「人生はどうなるか分からない」という康オモニムのみ言は,実に奥深いものです.オモニムは.お若い時に伝道師として,アボニムを伝道するために小屋を訪ねた処,逆にアボニムに伝道されました.その時から,神様は,オモニムを更に特別に愛されました.そして,康オモニムは,李京埈氏(孔子夫人)と共に韓鶴子氏の三位基台と言われていました.韓氏に不測の事態が生じた時,お二人の何れかが,韓氏の代理になるように準備されていると言われていました.しかし,韓氏は順調にその重責を果たされて,お二人は,それぞれ,霊肉界祝福を受けられました.私達は,そのまま,アボニムと韓氏が頂点の完成期祝福まで昇られると期待しておりましたが,最後の最後に不測の事態が生じました.そして,アボニムの聖和から,4年を経て2016.12,康氏は密かに米国に渡りました.医師からは生命の保証が出来ないとまで言われても,誤った韓氏の言行にどうしても追従することが出来ないため,お一人で,PAを訪ねました.それから約9か月(277日)後に,康氏は,真の母に選ばれて,天宙完成祝福に臨まれました.ご本人も予想外のことだったと推察します.三位基台は,いにしえの事,とっくに忘れておられた事だったでしょう.それが,90歳間近に再現するとは,正しく「人生はどうなるか分からない」というみ言の通りです.康オモニムは,2019.3.6に,亨進ニムと國進ニムのご家族に見守られながら,聖和されました.天宙完成祝福から530日目でした.


「あなたが私に願う事をして下さい」この祈りに,康オモニムが,御自身を完全に天に委ねた心情と決意,姿勢を感じます.ソウルのパゴタ公園で,7年以上,毎日野外にて,礼拝と伝道を続けられたと聞いています.前人未踏の精誠です.日本にも,朝鮮大学の前で,死を覚悟して3年以上,路傍演説を続けた女性が居ます.言わずと知れた江利川会長です.また,途中で,流刑などにも処され,正確な記録は残っていないようですが,日蓮上人は長期間(通算15年),鎌倉にて辻説法を続けました.幾多の非難中傷,罵倒,迫害受難にも耐えて,長期間精誠を込めた人達には,特別の使命と天のご加護があったと感じます.アボニムに,前人未到の基準を立てるように言われた康オモニムは,来る日も来る日も,公園に出掛けられたことでしょう.その歩みは,ご本人と神様とアボニムのみが知る事です.私達も,例え短期間であっても,生涯の思い出になるような精誠の歩みをしたいものです.その歩みの中で,私達は本当に天に全てを委ねられるのではないでしょうか.


原文
The Words of True Mother Hyun Shil Kang, p320

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