サンクチュアリ週刊ニュース

主に,米国サンクチュアリ週刊ニュースの和訳です.

マリー・コー氏 '英国のクリスチャンに対するEUの戦争'



それで,看守はパウロにこの言葉を伝えた.「高官達が,あなた方を釈放するようにと,言って寄こしました.さあ,牢から出て,安心して行きなさい.」ところが,パウロは下役達に言った.「高官達は,ローマ帝国の市民権を持つ私達を,裁判にもかけずに公衆の面前で鞭打ってから投獄したのに,今密かに釈放しようとするのか.いや,それはいけない.高官達が自分でここへ来て,私達を連れ出すべきだ.」下役達は,この言葉を高官達に報告した.高官達は,二人がローマ帝国の市民権を持つ者であると聞いて恐れ,出向いて来て詫びを言い,二人を牢から連れ出し,町から出て行くように頼んだ.
….使徒16:36-39


使徒16:36-39において,パウロとシラスは,棍棒で打たれ,通りで裸にされて,土牢に収監された様子が述べられています.足は鎖で壁に繋がれ,逃げられない様になっていました.


深夜に,神様に讃美歌を捧げていると,強い地震が起こって,牢の戸が開きました.どの囚人の鎖も外れました.


ローマの兵士(看守)は,囚人達が逃げたと思い,自分の命が危ないと恐れました.そして,上役に殺される前に,自殺するために剣を抜きました.使徒達は彼を止めて,囚人達は全員いることを確認させました.看守は,跪き,イエスを信じ,どうすれば救われるのかを尋ねました.


再臨主,文鮮明師に従う者として,私達は,アボニムが,米空軍によって,北朝鮮の肥料工場の強制労働収容所から,奇跡的に救出されたことを知っています.空軍は,高貴な天使のように夜現れ,彼の近くに居た人達と共に,死から救出しました.文師の自叙伝には,このように信じられないような忍耐と不屈,そして,神様の御心を満たす生き方が一杯あります.日帝,北朝鮮,韓国の李承晩政権,さらに米国による死の狭間から狭間を乗り越えられました.


20世紀の初頭においては,世界中のクリスチャンは,特に,アフリカや中東においては,残虐なものでした.しかし,このような政治的に甚だしい迫害の時期にも関わらず,クリスチャンの希望と復興の火は,もう一度世界中に着けられました.


英国は,今頃,国内のクリスチャンの遺産に気付いています.イスラムとコーランをクリスチャンよりも上と見做す政治的な代表としてのEUを受け入れることを,再度拒否しつつあります.残念ながら,彼らの信仰と言論の自由,重い罰金と服役期間のために,多額の出費が必要でした.最近の闘争で,この政府のために闘い,EUから英国の独立を守った愛国者達は,テロリストのように扱われ,毎週の全活動の行動記録を警察に提示するように要求されました.このことは,英国の全国の国民に為されました.誰かが警官に殴られ,脅迫され,尋問されました.彼らは,あなたと家族や友達,近隣の人達,従兄弟,伯父叔母,祖父母,職場の同僚達を追跡しました.彼らは,あなたを中傷し,資格を喪失させ,孤立させて,事業があれば,それを破壊しました.


何故でしょうか.単純に,あなたの心を挫くためです.あなたが,失敗して,諦めることを期待しています.公開の場での「ヘイトスピーチ」または,何か人を傷つけたり,攻撃したということで,毎日9人の英国人が投獄されています.彼らは文字通り,あなたを報告し,投獄します.人々は,公開の場で口を開けて,他の人に語ることが心配です.これが,本当に起こっています! だから,人々は論争を避けています.少なくとも予約をしておかなければ,知的な討論はできなくなっています.


ブリティッシュ・ファーストのアン・マリエ・ウォーターズ*1のように国の末路に関する重要な会議を開催する政治家は,郵便物はオンラインで検閲され,公的な活動資金用の銀行口座の開設を拒否されます.彼女を支持しても,誰が英国(政府)を非難できますか.


この国では,人々は抑圧されています.それは,EUやUN(国連)が,誰も望まないような人を支配する政策を進めているからです.


トミー・ロビンソン*2が逮捕された時,誰もが彼は終わると考えました.ムスリムのギャングが彼を殺害するか,13か月の独房監禁で,彼の心を破壊すると.全国民が心配し,衝撃を受け,悲しみました.何処でもそのエネルギーを感じました.国全体が,長い間の行方不明の息子を悲しんでいるようでした.左翼の人達でさえも,彼の不当な逮捕と彼らの正当性,逮捕の不法性を訴えました.


彼の件が,ロンドンの司法裁判所に移された時,当局は本件において彼が受けた待遇は,事実不法であったことを認め,彼に15分の猶予を与えました.誠実な愛国者と彼の釈放のために祈る闘士に感謝します.彼は,13か月の代わりに,1か月収監と2か月の独房監禁になりました.


彼の釈放は,英国の勝利でしたが,悪いニュースが英国に転がり込んできます.新しいことではありません.UNは,欧州の人口の欠落を,2025年までに5,900万人の移民を欧州に流入させて,補おうとしています.物事をはっきりさせるために,「移民に関するグローバル・コンパクト」が,まさに法制化され,今月,遵法な移民には,犯罪に対し答弁できる人権が保障されます.UNは欧州を第三世界にしようとしています.明らかに,新しい世界の略奪大陸(rape continent)にしようとしています.多量の移民は,多くの不穏を作り出し,犯罪と殺人が増加することは,良く知られています.EUは,人々がEUから離れる選択をするにも関わらず,そうしています.欧州の近未来を不確定にし,且つ,大変な重荷を課そうとしています.


2018.12.9にロンドンの中心部で,自由のための行進がなされました.英国の人民は政府に裏切られました.政府は,EU離脱(Brexit)を約束しましたが,実際には,人々の「投票」を無視して,自分達の力で全てを行っています.これは,英国人には,うまく行かないでしょう.怒りと不満を持つ全ての権利があります.これらは,ブルーカラーの人達が毎日,日毎に得ています.ここは,クリスチャンの国であり,愛国者の国です.人々は「もうたくさんです」と言っています.


聖書に記されたローマの看守は,自分達の過ちに気付きました.彼らは,彼らに平和をもたらすローマ市民である使徒らを不法に打ち,収監しました.これは,歴史における最も残酷な体制の一つにおいてなされました.


グローバリストであるEUは,世界に前例のないような最強の独裁制であることを証明するのでしょうか? 私達は,正にそれを確認しようとしています.



*1 Ann Marie Waters, 1977年生まれ.英国の極右の政治家.反イスラム政党フォー・ブリテンの創始者.活動家のトミー・ロビンソン,極右政治家のポール・ウェトソンらと共に,ペジダ・UKを発足.UK独立党(UKIP)と共同で党首選に立候補,次点.2017年から自身の党For Britainを立ち上げる.

*2 Stephen Christopher Yaxley-Lennon,1982年生,通称Tommy Robinson, Andrew McMaster, Paul Harris and Wayne Kingらと共に,英国の極右活動家.反イスラム.UK独立党のアドバイザー兼リーダーce November (2018年11月より). ロビンソンは英国防衛リーグ(EDL)の共同発起人,スポークスマン兼リーダー.2004から2005年は,英国国民党(BNP)のメンバーになり,2012年には,英国自由党(BFP)の共同副党首を務めた.2018.5Facebook等における,不法行為によって逮捕され,13か月の実刑判決となっている.



<鷹の目>
マリーさんの鋭い洞察によって,多量の移民を欧州に流入させてきたEUやUNの本質が暴かれた寄稿です.EUやUNの不穏な動きに英国が気付き,キリスト教の精神基盤に立ち還って,対抗していることに一縷の望みを感じます.マスコミでは,従前通りあまり報じられていませんが,メイ首相の率いる英国は,米国のトランプ大統領から,再三,移民には注意するように言われていました.トランプ大統領がEUやUNに同調しないような姿勢を見せているのには,明確な根拠があると思います.先の,UN一般演説において,トランプ大統領がグローバリストに挑むことを表明したことは,大きな変化の潮流です.その動きに便乗した形で,英国のEU離脱に拍車がかけられたと思います.


5,900万人は,欧州の主要国である英国や伊太利の人口に相当します.今後,独の人口減少が大きいと予想されてのことのようですが,EU全体でも5.1億と言われていますから,人口の12%近くを移民によって,補充しようとしているのです.日本も無対策のままでは,次第に人口が減少していくでしょうが,12%ということは,1,400万人です.昨年末の国内に在留している外国人は,256万人と公表されています.1,400万人が如何に多いか分かると思います.そして,多量の移民,在留者は社会に様々な不穏を巻き起こし,日本人と日本の社会には同化できず,馴染まず,独特の小社会を作っていくでしょう.社会のインフラが変わっていきます.日本の伝統や文化は破壊されるでしょう.日本の美徳も失われるでしょう.私達は車を運転し,狭い道ですれ違う時は,自然に譲り合いますが,外国人には,譲り合いの気持ちなど全くないような人もいます.トランプ大統領の言うように,移民には慎重になるべきです.


仏,独,伊などはEUとUNの悪夢から,まだ抜け出そうとしていないようですが,仏の大衆の暴動に近い指示行動は,マクロン大統領を引っ繰り返すかも知れません.巨額の資金が集まると大体,不穏な動きが生じるものです.巨額の資金のある所には,いつもグローバリストの影が着いて来るようです.米英の英断と今後の発展に期待しましょう.そして,日本も早く,グローバリストなどの巨額の資金の動きを封じ,自前の資金に基づく清廉潔白,公明正大な政治家による国政が為されるようになることを祈念します.

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